「私はパワハラを受けていました!」と今なら笑顔で言えます。私は新卒入社した会社で約2年間パワーハラスメントを受けていました。
今まで転職を3度経験している私ですが、新卒で入社した会社の上司がマジで最悪でした。
最近「パワハラ」という言葉をも広く普及して、ニュースや新聞などのメディアでよく取り上げられるようになってから、少しは減ったのかな?という感じです。
しかし、現在28歳の私ですが、5年前はひどくそのパワハラに悩まされていました。今回は、そのパワハラの体験談と、そこからパワハラにどのように対処して立ち直ったのかを書いていきたいと思います。
私の経歴
ちなみに私は男性で、現在は28歳です。
県外の大学を卒業後、私は地元の証券会社に入社しました。
高校卒業後に浪人生活を1年間送り、お金を稼ぐことの大変さを知り、お金に興味を持つようになりました。そんな思いもあって大学は県外大学の経済学部に進学しました。
そこで私は、「投資」というものを初めて知りました。

「ただ働いてお金を稼ぐ以外に稼ぐ方法があったんだ!」
大学で勉強していくにつれて、私は「株式投資」に一気に興味をもっていきました。
「投資をやってみたい!」と思ったものの、何も知らないのに投資することが怖く始められずにいました。
どうしたものかと考えた結果...

そうだ。投資を学べる証券会社に行こう!

このような単純明快な動機で進路を決めました。
そして証券会社を受けまくり、何とか証券会社入社することができました。
全く投資経験がないまま証券会社へ
正直、投資の知識はほとんどありませんでしたが、面接前に昨日の日経平均株価の終値とこの株は上がるかなと予想した銘柄を書店で立ち読みした四季報から適当に探して、面接に臨みました。
この程度の準備で採用してもらえたのは、ほぼ奇跡です。
そして営業として辞令を受け、お客様の新規開拓をメインに投資について学んでいきました。
毎日朝、日経新聞を読み込み、日中はお客様先に飛び込みで訪問し、会社に戻りテレコールするという1日でした。
それなりにしんどかったりストレスがたまったりと大変でしたが、投資について知っていくことは、自分の今後の人生の役にも立つと思い楽しみながら働けていました。
しかし、1つだけどうしても嫌でたまらないことがありました。
それが「営業ロープレ」だったんです。
営業ロープレとは、実際お客様と話すときに、どのように商品を購入してもらうか?そのどうように話をより自然に提案へと持っていくか?を練習するために、ロールプレイングという形で行うものです。
RPGゲームと同じように、参加している人で営業役とお客様役とそれぞれ役割を決めて、その様子を演じるような感じです。
営業職を経験したことのある方は、大体ロープレは経験したことはあると思います。
このロープレ自体は別に嫌ではなかったのです。特に私は新規開拓で、初めてお客様先に飛び込んで話をするため、何の準備や練習もなく行うことはとても難しく、不安だったからです。
何がそんなに嫌だったかというと...
ロープレを担当していた50代のベテラン社員がめちゃくちゃ嫌いでした。
ベテラン社員からの罵詈雑言
このパワハラベテラン社員を当時あだ名にしていた「ゴメス」と呼ぶことにします。

実はゴメスはパワハラで社内でも有名でした。
しかし証券会社は年功序列な風潮がまだ強く残っており、50代社員ともなるとベテラン扱いされパワハラに関しても誰も強く言えないような環境でした。
ロープレ中、「バカ!アホ!」だの、「お前は小学生か?」というフレーズを、ほぼ毎日言われ続けていました。

今思い出しも腹が立つ!ほんとぶん殴ってやりたいと何度思ったことか!
おっと熱くなりました。すいません。
特に真夏の外回り営業時に、社内ではクールビズと謳っていながらも、こう言われました。

ジャケットを着て訪問しろ!
このように強制されました。意味が分かりません。そしてなぜか自分だけ(笑)
そして、他の社員が「暑くないの?」と私に聞いてくると、私の近くにいたゴメスは何とこう言ったのです。

こいつは鈍いから、暑さに対しても鈍いから大丈夫や
「何言ってんだこいつ?」と本気で怒りを覚えました。
パワハラの限界がきて退職を決意
そして入社して2年後、私がこの会社を退職するきっかけにもなった出来事が起こります。
その日は私が数千万単位の投資をしていただける契約を取ることができ、その社長様がいる会社に訪問するため社用車で向かおうとしたときのことです。
ゴメスはその時営業部長になっていたので契約書を取り交わす際の承認者として、付き添いすることになっていました。
そしてゴメスを助手席に乗せ、いざ出発しようとしたときに事件は起きました。
実はその時私はペーパードライバーで運転に関してほぼ初心者でした。
しかも社用車も古く、サイドミラーもエンジン起動後に自動で開くタイプではなく、手動で開くタイプのものでした。
そのことを私は知らず、ゴメスに

サイドミラーってどのボタンで開けばいいですか?
と質問しました。

そこにあるだろうが!ちゃんと目ついてんのか!
と切れ気味にあごでそのボタンの方向を指しました。
しかし、私はどこにあるかわからず再度、

どこですか?
と聞き返しました。
すると...思いっきり後頭部を殴られ「ここや!」と指をさして怒鳴られました。

いや、最初から指さして言ってくれよ(笑)
しかし、この出来事で私の中の何かの糸が切れました。もう呆れてなにも言えずに、こう決意しました。

会社辞めようっと...
この時はほぼ感情は消えていました。
怒りや悔しさ、悲しみ、呆れの何ものでもなく、「無」。
こんな感情になることあるんだと初めて思いました。
そして最終的に退職するのですが、退職するまでに私はある計画を立ててそれを実行してから退職してやろうと考えていました。その計画は次回にまた...
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