おすすめネット証券口座3社を比較してみた。一番コスパの良い証券口座は?

口座開設

株式投資やNISAを始める際に、「どこの証券会社がいいのか?」と頭を悩ませる投資初心者の方も多いのではないでしょうか?

そんな方のために、おすすめされている証券会社の中から、コストパフォーマンスが良い証券口座はどれかを比較してみました!

一番気になるのは、「他の投資初心者はどこの証券会社を利用しているのか?」ということだと思います。多くの人が利用している証券会社であれば、それだけ取引する際にメリットがあるからだと思います。

なので、口座開設数トップ3を比較して、どの証券会社がコスパが良いのかを私個人の見解も含めて、解説してきます。

証券会社のおすすめランキング

まずは、ざっと現在の証券会社のおすすめランキングを紹介します。

証券会社おすすめランキング
  1. SBI証券
  2. 楽天証券
  3. auカブコム証券
  4. 松井証券
  5. マネックス証券
  6. 岡三オンライン
  7. GMOクリック証券
  8. SBIネオトレード証券
  9. DMM株
    出典:証券会社の口座比較ランキング|おすすめのネット証券は?【2024年版】 https://kabutan.jp/hikaku/


以上からランキング上位はネット証券で占められていますね。なぜネット証券なのか?
一番の理由としては、「手数料のコストが低い」ことです!

ネット証券は実店舗を持たないので、店舗を抱える野村証券などと比較して手数料が安いです。
長期的に投資をする方にとっては、この手数料を押さえることが何よりも重要になってきます。

したがって、投資初心者の皆様にはネット証券を利用することをおすすめします。

そして、特に上位の3社について、徹底的に掘り下げていきます。

NISA・つみたてNISAなら ひふみ投信

 

証券会社トップ3の特徴

まずは、ランキング上位のSBI証券、楽天証券、auカブコム証券の取引手数料の面から比較を行います。

株式投資を行う際に、一番コストになってくるのが、この「取引手数料」です。


手数料がかかるタイミングとしては、株式を購入するときと売却するときにかかります。

SBI証券

SBI証券では、ネットでの株式売買については2つのプランがあります。
それは「スタンダードプラン」「アクティブプラン」と呼ばれるものです。 

この2つのプランの違いは、株式を売買するタイミングによって手数料が変わってくるという点です。

株式売買プラン

スタンダードプラン→「1注文の約定代金」に対して、手数料がかかるプラン
アクティブプラン→「1日の約定代金合計額」に対して、手数料がかかるプラン

※ちなみに約定とは、売買の取引が成立することで、約定代金とは、取引が成立した際の合計金額です。つまり、最終的に支払う、あるいは受け取る金額のことですね。

手数料を比較すると、以下のようになっています。

スタンダードプランアクティブプラン
1日の約定代金手数料1日の約定代金合計額手数料
5万円まで50円(税込55円)100万円まで0円
10万円まで90円(税込99円)200万円まで1,126円(税込1,238円)
20万円まで105円(税込115円)300万円まで1,538円(税込1,691円)
50万円まで250円(税込275円)以降100万円増加毎に269円(税込295円)ずつ増加
100万円まで487円(税込535円)
150万円まで582円(税込640円)
3,000万円まで921円(税込1,013円)
3,000万円超973円(税込1,070円)

例えば、スタンダードプランで契約している場合、5万円で国内株式を購入した場合、50円の手数料が発生するので、5万円+50円が最終的に合計額になります。

アクティブプランであれば、1日の約定代金が10万円であれば、100万円以下に該当するので、手数料はかかりません。

この2つのプランを比較してみて、初心者にはアクティブプランをおすすめします。

株式投資初心者であれば、1日に100万円以上の売買や、毎日売買する機会はほとんどないと思います。おそらく少額から始めて、少しずつ投資額を増やしていくような流れになってきます。そのような投資環境であれば、手数料を抑えられるアクティブプランを推奨します。

逆に1日に100万円以上売買したい場合は、スタンダードプランの方が手数料は安く済みます。
ちなみに、手数料プランは1日に1回変更が可能なので、途中で変更もできます。

 

ゼロ革命

出典:投資は、もっと自由になれる。
 

SBI証券は2023年9月30日からの売買に関しては国内株式の売買手数料が無料になる「ゼロ革命」という制度が開始しました。

これはある条件を満たせば、国内株式の売買に関しては手数料がかかりませんよという内容になります。ここで気になるのが、「ある条件」という点です。

ここでも2つの条件を満たす必要があります。以下2つになります。

「ゼロ革命」申し込み条件

①インターネットコースまたは、インターネットコース(プランC)のお客様
②電子交付サービスにおける取扱書面の交付方法をすべて電子交付にされているお客様


①のインターネットコースとは、主にインターネットでの取引をされるお客様が対象になります。
この他のコースとしては、「ダイレクトコース」「IFAコース」「対面コース」があります。各コースの特徴としては以下にまとめます。

「ゼロ革命」申し込み条件

ダイレクトコース→従来のインターネットでのお取引に加え、金融商品仲介業者へ相談が可能
②IFAコース→従来のインターネットでのお取引に加え、金融商品仲介業者へ相談が可能
③対面コース→お客様の投資スタイルに合わせて担当者からのアドバイスや投資情報の提供を受けながら取引できる


②については、各種交付書面の受け取り方法をすべて「郵送」から「電子交付」に切り替えるだけです。

下記サイトに気切り替え手順等が詳しく載っていますので参考にしてみてください。
SBI証券のゼロ革命とは?手数料無料化はなぜ?条件やデメリット、どうやって手続きするのか開設 (kabukiso.com)

 

新NISAで売買範囲拡大

先ほどのゼロ革命での手数料が無料になるのは、国内株式のみです。

しかし、SBI証券でNISA口座を開設していれば、米国株とさらに海外ETFまでもが売買手数料が無料になります。

なので、新NISA口座を開くメリットもSBI証券であれば大きく受け取れます。

 

楽天証券

出典:https://corp.rakuten.co.jp/

 

ちなみに楽天証券は私も日々利用している証券会社になります。
楽天証券についても、3つのコースから選択できます。

超割コース

「超割コース」:1回の取引金額で手数料が決まるコース
手数料は以下のようになっています。

1日の約定代金手数料
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
50万円まで275円
100万円まで535円
150万円まで640円
3,000万円まで1,013円
3,000万円超1,070円

こちらのコースは、取引手数料から1~2%が楽天ポイントとしてキャッシュバックされるというものです。

以前はこの「超割コース」のみが、そのポイントバックの対象でしたが、現在は全コース適用になったのでコースの魅力としては半減しました。

 

いちにち定額コース

「いちにち定額コース」:1日の約定代金の合計で手数料が決まるコース
手数料は以下のようになっています。

1日の約定代金合計手数料
100万円まで0円
200万円まで2,200円
300万円まで
以降、100万円増えるごとに1,100円を追加。
3,300円

 このコースはSBI証券でも紹介した「アクティブプラン」の内容とほとんど同じになります。
一日取引した合計額に手数料がかかってきます。取引しなければ手数料はかかりません。


 

ゼロコース

「ゼロコース」:国内株(現物・信用・かぶミニ®​)の取引手数料が約定代金にかかわらず無料になることです。

約定代金手数料
約定代金にかかわらず0円

現物取引の場合、「超割コース」は最低55円、「いちにち定額コース」は2,200円(1日の約定代金の合計が100~200万円)かかっていた取引手数料が、ゼロコースなら無料になります。
これはとてもお得ですね!

株式投資初心者の平均的な初期投資額は、50万円ほどではないでしょうか。例えば、「超割コース」で契約していて、50万円の売買を何度か行うと想定すると、275円の手数料が毎回かかってきます。

しかし、ゼロコースであればその手数料は、約定金額にかかわらず0円です。

結論としては、株式投資初心者は「ゼロコース」を選択することをおすすめします!

ちなみに私も、2023年10月にこのコースがスタートしてからすぐに、ゼロコースへ変更申請し利用しています。

 

auカブコム証券

出典:https://kabu.com/

 

auカブコム証券には、「ワンショット手数料コース」と「1日定額手数料コース」の2種類はあります。

結論として、コースの特徴としては次のようになっています。

手数料コース特徴
ワンショット手数料コース・「1注文の約定金額」に応じて手数料が決まる
・1日の取引頻度が多く合計約定代金が100万円を超える人向け
・株価が1万円を超える銘柄を買う場合に有利
1日定額手数料コース・「1日の合計約定金額」に応じて手数料が決まる
・ 1日の合計約定代金が100万円以下なら手数料無料
・少額取引を1日に何度も行う人向け
・初心者や、年に数回しか売買しない長期投資家におすすめ

実際に詳しく見ていきましょう!

 

ワンショット手数料コース

ワンショット手数料コースは、1注文の約定金額で手数料が決まるコースになります。
つまり、株式を売買が確定した時点の金額で、手数料が決定します。

ワンショット手数料コースの手数料は以下のようになっています。

1注文の約定代金手数料(税込み)
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
50万円まで275円
100万円535円
100万円超約定代金×0.099%(税込)+99円
※ただし、上限は4,059円

100万円を超えてくると、「約定金額×0.099%(税込み)+99円」の金額になります。
また上限金額も決まっており、4059円になります。

 

便利機能「手数料コース診断シュミレーター」

先ほどの手数料体系から、100万円以下の約定金額に関しては、支払う手数料が分かりやすいのですが、100万円以上の計算が正直面倒臭いですよね。

そんなときのために、「手数料コース診断シュミレーター」という機能があります。

実際の約定金額を入れるだけで、瞬時に手数料を計算してくれます。

(引用:auカブコム証券

 

1日定額手数料コース

1日定額手数料コースは、1日の合計約定代金で手数料が決まるコースです。

つまり、1日に複数回売買を行った場合に、その合計の約定金額に対して、手数料が決定するというものです。

1日定額手数料コースの手数料体系は以下のようになっています。

1注文の約定代金手数料(税込み)
100万円まで無料
200万円まで2,200円
300万円まで3,300円
400万円まで4,400円
500万円まで5,500円
500万円超以降、100万円ごとに1,100円加算

1日定額手数料コースの最大の特徴として、合計約定代金が100万円までは手数料が無料になります!

例えば、年間で数回しか取引しない長期投資の方や、少額取引の方にはおすすめのコースになります。

合計約定代金が100万円をを超えてくると、100万円アップごとに1100円が加算されていくようになっています。

 

ワンショット手数料コースと1日定額手数料コース...どちらがお得?

ワンショット手数料コースと1日定額手数料コースの手数料の比較を行いましたが、「結局どちらがお得なの?」と感じられた方もいるでしょう。

2つの手数料コースは1日に何度も変更はできないので、事前にどちらを決めておかなければいけません。(ちなみに前営業日の21時までなら、翌日の手数料コースの変更は可能です。)

結論から言うと、投資スタイルによって変わります。

そのため投資スタイルの例と、そのスタイルにおすすめのコースをまとめておきます。

ワンショット手数料コースがおススメの投資スタイル

・1日の約定代金が100万円を超える方
・1株1万円以上の株を購入する方

1日限定手数料コースがおススメの投資スタイル

・1日の合計約定代金が100万円以下の方
・投資初心者や年に数回取引しかしない長期投資の方
・1日の中で少額取引しかしない方


各コースの選ぶポイントとしては、約定代金が100万円を超えるかどうかです。

 

証券会社の各コースと手数料まとめ

今までご覧いただいた証券会社3社の各コースと手数料をまとめますと以下のように比較できます。

SBI証券

「スタンダードプラン」「アクティブプラン」

スタンダードプランアクティブプラン
1日の約定代金手数料1日の約定代金合計額手数料
5万円まで50円(税込55円)100万円まで0円
10万円まで90円(税込99円)200万円まで1,126円(税込1,238円)
20万円まで105円(税込115円)300万円まで1,538円(税込1,691円)
50万円まで250円(税込275円)以降100万円増加毎に269円(税込295円)ずつ増加
100万円まで487円(税込535円)
150万円まで582円(税込640円)
3,000万円まで921円(税込1,013円)
3,000万円超973円(税込1,070円)

 

楽天証券

「超割コース」

1日の約定代金手数料
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
50万円まで275円
100万円まで535円
150万円まで640円
3,000万円まで1,013円
3,000万円超1,070円
楽天証券

「いちにち定額コース」

1日の約定代金合計手数料
100万円まで0円
200万円まで2,200円
300万円まで
以降、100万円増えるごとに1,100円を追加。
3,300円

 

auカブコム証券

「ワンショット手数料コース」

1注文の約定代金手数料(税込み)
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
50万円まで275円
100万円535円
100万円超約定代金×0.099%(税込)+99円
※ただし、上限は4,059円
auカブコム証券

「1日定額手数料コース」

1注文の約定代金手数料(税込み)
100万円まで無料
200万円まで2,200円
300万円まで3,300円
400万円まで4,400円
500万円まで5,500円
500万円超以降、100万円ごとに1,100円加算

今回比較した3社以外にも証券会社は数多くありますが、私としてはネット証券で、かつ口座開設数が多い証券会社がおススメです。

口座開設数が多いということは、多くの投資家に選ばれているということになります。

証券会社の売上を大きく占めるのが、投資家が売買する手数料です。

つまり、口座開設数が多く、取引が多くなるほど、その証券会社の売上にもつながります。したがって、経営規模もそれだけ大きく、信頼できる証券会社と言えます。

どの証券会社にしようか迷っている方は、今回比較した証券会社も参考にしていただければと思います。

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