初対面での会話が苦手なワケ。その解決方法とは?

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「初対面の人との会話が苦手…」そんな人は多いはず。
逆に得意な人ってなかなか珍しいですよね?私も5年ほど前は初対面の方との会話が苦手でした。
しかし、実はあまり苦手意識がありません。
そうなった方法を、今までの過程を辿ってお伝えします。

なぜ初対面の人への苦手意識があるのか?

結論から言うと、それは「初対面」だからです!

初対面ということは、相手の顔や姿、どんな性格なのか全く情報がないわけです。例えば、ゲームをしている時に全く情報がないボスや敵キャラと戦うことほど怖いものはありませんよね。

要するに、「相手に対する情報がなくて身構えてしまう」。これが初対面の人との会話の苦手につながります。

苦手にもいろいろあって、緊張する、不安、怖いといったイメージが「苦手」に変わっていきます。そのため、何度もこのような経験を繰り返すうちに、「やっぱり私って初対面との会話が苦手なんだ」という気持ちが刷り込まれていきます。

こうなると、なかなかそのイメージが払えずに、苦手意識を改善することが難しくなります。

 

初対面の苦手意識を変えた過去

実は私が実際に初対面の人との会話を変えたきっかけは、以前勤めていた会社でのある出来事です。

私は3年前まで証券会社の営業をしていました。行っていた主な仕事としては、新規顧客開拓訪問です。毎日、個人宅・法人を訪問して、新たに証券口座を開設してもらって取引をしてもらえるように営業していました。

朝から夕方まで飛び込みで訪問して、とにかく株や投資に興味を持ってもらって証券口座開設をお願いしていました。

しかし、いきなり訪問して話を聞いてくれる人などほとんどいなかったです。中には暴言を吐かれたり、突き飛ばされてりもしました。

訪問件数50件に対して、話を聞いてくれる気の良い方が1件いるかいないかというのが現状でした。初対面の方に、いきなり怒鳴られたりすると、ますます苦手意識が増すばかりです。

しかし、そんな中私の苦手意識を変えてくれる出来事がありました。

ある日、いつものようにお客様先へ訪問して営業していた時、ある方から1つの指摘を受けました。
「いきなり営業の話をされても話を聞くわけないだろ!だってあんたがまず何者かもわからないんだから!」と。

「確かに!」。私はこの一言がとても鮮明に脳裏に刻まれました。

冒頭で言ったように、初対面との会話が好きとか得意な人ってホントに一握りです。

つまり、自分自身が初対面が苦手と思っているのと同じで、相手も同じように思っているのです。なぜなら、相手も私自身について何も情報がないのだから。

このお客さんの一言から、完全に自意識過剰になっていたと理解することができました。


苦手意識を克服するためには

私は私自身の過去から、学ぶべきことがあると気づけました。それは、まずは「自分についての情報をさらけ出すこと」。つまり自己開示です。

私は何者なのか?何が好きなのか?何が得意なのか?といった情報をまずは相手に伝えます。この時の情報は、変なプライドやカッコつけなどはせずに、ありのままの情報を伝えましょう。

自分をよく見せることは大事ですが、最初から見栄を張ると何度も会話を繰り返していくうちに、無理がかかって逆に疲れてしまいます。また、相手とのマウント合戦みたいになっては、もうおしまいです。

自分の情報をありのままに出すことで、相手は多少なりとも安心感を抱きます。そうなると、相手からも「実は私も~が好きなんですよ」といった返答が帰ってきます。その際に、さらにその話を掘り下げて質問していくことも大事です。

例えば「猫が好きなんですよ」といった返答が来たら、猫の種類や、今も猫を飼っているのか?や他に好きな動物はいるのか?などですね。

相手への質問を繰り返すことは、相手から話をするきっかけにもなります。また、話を聞いてもらえているという満足感も得ることができます。この満足感は、快感にもつながっているので、この人と話すとなんか楽だなと思ってもらえたりもします。

なので、順序としては、
自己開示→②相手からの自己開示→③相手からの開示情報から質問→④さらに質問を掘り下げる。
このような流れになります。

そして、私の実体験でもあるのですが、このような会話を続け行くと、初対面の人と話すことに少し楽しみが湧いてきます。おそらく好奇心が増してくるのだと思います。

相手に対して、この人は一体どんな人なんだろう?と恐怖や不安ではなく、期待感が出てくるのです。人によって感じ方は様々だと思いますが、私は営業をしてから3か月ほどでそのような気持ちに変わりました。

初対面の人と話す回数を重ねていったこともあると思いますが、自己開示のための自己紹介が洗練されて、簡潔に自分について紹介できるようになったことが大きな要因なのではないかと思います。

 

初対面の苦手改善のカギは自己開示

自分について話すことって、実は日本人の風習として、あまり得意ではないように思います。昔の日本文化なども関係しているのかもしれませんが…(自分の素性を簡単に人には教えないなど)。

しかし、今やSNSなどを通じて全世界の人とつながることができます。直接会うことはもちろん、電話やメッセージのやり取りなども共通してますが、自分が何者かをしっかり伝える必要があります。

LGBTQなど、今まで恥ずかしいと思っていたことを公表したり、それに対して変に思わなくなったりと、昔に比べてありのままの自分を表現しやすくなったと感じます。

なので、初対面の人との会話はみんなが苦手なのだから、まずは先陣を切って自分から自己開示をしていきましょう!

そこから、初対面との会話の苦手意識克服がスタートします。


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