
配当金をもらうには、いつ株を買えばいいの?
など、似た言葉が多くて混乱しますよね。
この記事では、配当を受け取るために必要な“権利付き確定日”の仕組みと注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。
この記事からわかること
- 「権利付き確定日」と「権利落ち日」の違い
- 実際にいつ株を買えば配当がもらえるのか
- よくある勘違いと注意点
- 初心者がやりがちな失敗を防ぐコツ
目次
権利付き確定日とは?配当をもらえる“最終チャンス”の日
「権利付き確定日」とは、配当金や株主優待をもらうために、株を保有しておく必要がある最終日のことです。
企業が「この日に株を持っている人に配当を出します」と決めるのが「権利確定日」ですが、実際には権利確定日の2営業日前までに株を買う必要があります。

なぜなら、日本株の取引は「約定から受け渡しまで2営業日(T+2)」かかるためです。
権利確定日・権利付き最終日・権利落ち日の違いを図で整理
用語 | 意味 | ポイント |
---|---|---|
権利確定日 | 企業が株主を確定させる日 | この日に株主名簿に載っている人が配当をもらえる |
権利付き最終日(権利付き確定日) | 権利確定日の2営業日前 | この日までに株を買えば配当がもらえる |
権利落ち日 | 権利付き最終日の翌営業日 | この日以降に買っても配当はもらえない(株価が下がる傾向) |
【具体例】2025年3月末決算企業の配当をもらうには?
例えば、3月31日が権利確定日の企業の場合:
日付 | 内容 |
---|---|
3月27日(木) | 権利付き最終日(この日までに購入) |
3月28日(金) | 権利落ち日(この日から買っても配当なし) |
3月31日(月) | 権利確定日(配当をもらえる株主が確定) |
👉つまり、3月27日(木)までに株を購入しておけばOK。
翌営業日の「権利落ち日」に入ると、配当を受け取る権利は消えてしまいます。
権利落ち日には株価が下がる理由
権利落ち日には、多くの銘柄で株価が下がる傾向があります。
これは、配当金を受け取る権利がなくなるため、理論上「配当分だけ株価が下がる」と考えられるからです。
株価が下がる例
- 前日終値:1,000円
- 配当金:1株あたり20円
→ 権利落ち日には理論的に980円前後まで下がることがあります。
短期トレードを狙う人は、この「権利落ち日」の動きにも注意が必要です。
初心者が勘違いしやすいポイント3つ
- 権利確定日当日に買っても間に合わない!
→ 実際は2営業日前までに買う必要があります。
- 権利付き最終日に売るのはOK
→ この日の引け(15時)まで持っていれば、配当をもらう権利は確定します。
- 優待も同じ仕組み
→ 株主優待も「権利付き最終日」までに買うことで受け取れます。
配当を狙うなら“権利付き最終日カレンダー”をチェック!
権利付き最終日は企業ごとに異なるため、
証券会社のサイトや投資情報サイトで「権利付き最終日カレンダー」をチェックしておくのがおすすめです。
また、企業は決算後に株主総会で配当政策を決定し、配当金を株主に分配します。
そのため、決算発表スケジュールを見ることで、配当をもらえる企業をいち早く確認することができます。
✅ 参考👇
まとめ|配当をもらうなら「2営業日前」がカギ!
「配当をもらいたい!」という人は、権利付き最終日をカレンダーで確認してから購入するようにしましょう。
初心者におすすめの証券口座
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