【実体験】浪人から証券会社入社までの道のり|学費を自分で稼いで掴んだキャリア

今回は、筆者の実体験に基づいた証券会社に入社するまでの経歴について、ご紹介します。

高校卒業後、浪人生活を送りながら学費や生活費を自分で稼ぎ、その後に県外私立大学へ進学。

そして卒業後は、地元の証券会社へ入社しました。

この記事では、私が「証券会社に入社するまでの体験談」をリアルに振り返りながら、学んだことや金融業界を目指すきっかけをお伝えします。

さらに、証券会社を目指す人向けに 就活対策や面接質問例 も紹介します。

高校卒業後、浪人生活のスタート

高校3年生の11月頃まで、私は県内の大学に進学するつもりでした。

しかし翌年の大学受験間近に、急に「県外の大学に行きたい!」と思い始めるようになりました。

地元が田舎だったこともあり、

このままずっと県内でぼんやり生きていくのか…

このように思うことが増え、ずっと県内で生きていくことが、急に嫌になってきたのです。

なぜこのように思ったのか?原因は今でも不明なのですが、平凡な毎日を繰り返すことに嫌気が差していたのでしょう。

そして高校卒業後、志望校を県内の大学から県外の大学へと変更しました。すると親から言われたのは一言、

県外に行くなら、学費も生活費も自分でなんとかしなさい!

そこで私は、浪人生活の1年間を勉強とアルバイトの両立に費やすことに。昼は塾や予備校で勉強、朝晩はアルバイトに励み、入学後に必要な学費や生活費をコツコツと貯めていきました。
 

アルバイトで学んだ「お金の大切さ」

アルバイトを通して、初めて本格的に「お金を稼ぐことの大変さ」を実感しました。時給で働き、生活費や学費に直結する金額を目標に積み上げていく日々。

  • 限られた時間で効率的に働くこと
  • 無駄遣いをせず計画的にお金を管理すること
  • 労働の対価としてのお金の価値

これらを体験を通じて学んだことは、後の進路やキャリア選択に大きな影響を与えました。

 

念願の県外私立大学へ進学

努力の末、第一志望の県外私立大学に合格。

浪人中に必死で貯めたお金で入学金や生活費をまかなうことができました。

大学では経済や金融の授業に触れるうちに、「お金を学ぶことの面白さ」に目覚めました。

周囲の友人の中には親から十分な仕送りを受けている人も多く、その中で「自分でお金を稼いで進学した経験」が自信へとつながりました。
 

就職活動と証券会社を選んだ理由

就職活動を始める頃には、私の中で「金融に関わる仕事をしたい」という気持ちが強くなっていました。

理由は大きく3つあります。

  1. 学費を稼いだ経験から「お金」に対する興味が深まった
  2. 人と関わり、提案を通じて役に立てる仕事をしたいと思った
  3. 地元で働き、地域に貢献できる金融の仕事に魅力を感じた

その中で、営業力と金融知識の両方を磨ける証券会社に惹かれ、志望を固めました。
 

地元の証券会社へ入社

選考を受けた結果、地元の証券会社から内定をいただくことができました。

通知を受け取った瞬間、浪人時代からの努力が報われた気がして、とても嬉しかったのを覚えています。

入社当初は不安もありましたが、「自分で切り開いた道を歩んでいる」という実感が大きなモチベーションとなりました。

金融商品を扱い、お客様と信頼関係を築いていく仕事は簡単ではありませんが、その分やりがいを強く感じています。
 

証券会社を目指す人へのアドバイス

これから証券会社や金融業界を目指す方に向けて、私が感じたポイントをまとめます。

  1. 学生時代の経験を強みにする
    アルバイトや部活、サークルなどで学んだことは就活で必ず活かせます。私自身、浪人やアルバイトの経験が「粘り強さ」や「計画性」として評価されました。
  2. 金融知識を早めに身につける
    投資やお金の基礎を知っているかどうかで、面接の説得力が変わります。簿記やFPの資格を勉強するのもおすすめです。
  3. コミュニケーション力を磨く
    証券会社の仕事は「人との関係」が基本。話す力、聞く力は意識して鍛えておくと役立ちます。

 

金融知識を学ぶおすすめ書籍

証券会社や金融業界を目指すなら、学生のうちから金融知識を学んでおくことを強くおすすめします。ここでは初心者にも読みやすい本を紹介します。

『お金の教養』泉正人

お金の教養: お金が増える7つの法則と仕組み 単行本
お金の基本的な使い方・貯め方を理解できる一冊。

 

『日本人が知らなかったNISAのすごい力』竹川美奈子

大改正でどう変わる? 新NISA 徹底活用術 単行本
「2024年からNISAの何が、どう変わるのか?」「今のNISAはどうなるの?」「どんな商品を買えばいい?」など、あらゆる疑問に答えます!

 

『株式投資 第4版』ジェレミー・シーゲル

株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす 単行本
投資の王道を学びたい人におすすめ。金融業界を志望するなら必読の本。

 

証券会社の就活対策:よくある面接質問と回答のポイント

証券会社の面接では、営業力・人柄・金融知識が重視されます。以下に代表的な質問例を挙げます。

Q1. なぜ証券会社を志望するのですか?
→ 自分の経験や金融に興味を持ったきっかけを具体的に語ることが大切。
例:「学費を自分で稼ぐ中でお金の大切さを実感し、金融を通じて人の人生を支える仕事がしたいと思った」

Q2. 営業で大変なことがあっても、どう乗り越えますか?
→ 過去の経験を交えて「粘り強さ」や「工夫して解決した経験」を伝える。
例:「浪人時代のアルバイトで苦労した経験から、目標に向かって努力を続けられる力があります」

Q3. 最近の経済ニュースで気になったことは?
→ 面接前に日経新聞や金融ニュースをチェックしておくこと。
例:「NISAの拡充が個人投資家に与える影響に注目しています。将来はお客様に分かりやすく伝えたいです」

 

今振り返って思うこと

振り返ると、浪人時代の苦労やアルバイトでのお金の管理は、すべて今の仕事につながっています。

  • 計画的に努力する力
  • お金に対するリアルな感覚
  • 自立心と責任感

これらは証券会社で働く上でも大きな強みとなりました。

これから金融業界を目指す方には、学生時代の経験を恐れずに自分の糧にしてほしいと思います。たとえ遠回りに見えても、その経験が必ずキャリアに活きてくるはずです。

 

まとめ

浪人、アルバイト、大学生活を経て、最終的に証券会社に入社した私の道のりは決して順調ではありませんでした。

ですが、苦労して学んだ「お金の大切さ」が進路を決める大きなきっかけとなり、今のキャリアへとつながりました。

これから金融業界を目指す方は、経験を自分の強みに変え、早めに金融知識を身につけることをおすすめします。

さらに、面接では「自分の経験を金融の仕事にどう活かせるか」を具体的に語れるよう準備しておきましょう。

コメント