心理学×リスク管理でお金の不安を乗り越える！厳選3冊の本を紹介

「投資を始めよう！」と意気込んだものの．．．

結局、投資できずにズルズル長引いてしまっているというような状態ではありませんか？

それは、リスクについて「誤った認識」であることが原因かもしれません。

リスクと聞くと、

・「なんか危険！」
・「損しそう！」
・「わざわざリスクを冒す必要ない！」

このように感じられるかもしれません。

しかし、リスクとは決して「マイナスなもの」ではありません。

今回は、そのリスクについて正しい認識を持ってもらって、さらにそのリスクを管理する手法を掲載した本をご紹介します。

また、お金そのものに悩んでいる方へ。

・「今月も赤字だ！」
・「将来生活できるか不安．．．」
・「お金のことが頭から離れずストレスに．．．」

このように感じている方にも、その悩みを解消できるような内容になっています。

ぜひ、本記事でその悩みを解消していきましょう！

リスク管理の基本について理解しよう

本の紹介の前に、まずはリスクの基本について理解しておきましょう。

まずは前提として、株式市場における投資ではリスクを完全に排除することはできません。

しかし、リスクを管理し適切に対処することで、投資の成功率を大きく高めることができます。

①リスク管理の基本

リスク管理とは、
・投資における損失を最小限に抑えるために
・事前にリスク内容を把握して
・適切な対策を講じること

株式市場では、価格変動や経済的な不確実性が常に存在します。

これにうまく対処する方法を知っていれば、損失を避け、利益を得るチャンスを最大化できます。

リスク管理の目的としては、以下の3つです。

②リスクを理解する

リスクを適切に管理するためには、まずリスクそのものを理解することが重要です。

そもそもリスクとは何か？

「リスク＝損」という認識で結びついている方が多いですが、実際は「まだ起きていないこと」をリスクと呼びます。

株式投資におけるリスクは大きく分けて以下の3つに分類できます。

①市場リスク
経済状況や政治的な変動、金利の変更など、株式市場全体に影響を与えるリスクです。

②個別リスク
特定の企業や銘柄に関わるリスクで、その企業の業績や経営方針、業界の動向などによって影響を受けます。

③流動性リスク
取引市場の状況や銘柄の取引量が少ない場合など、売買が難しくなるリスクです。

これらのリスクを理解し、管理方法を考えることがリスク管理の第一歩です。
　

初心者の必読書2冊

まず、以下の点を重視して、お金に対するリスク管理について学べる2冊を厳選しました。

・投資初心者の方向け
・発行部数が多く、定評があるもの
・読んで終わりではなく、実践できる内容のもの

それではご紹介していきます!

①トゥー・ビー・リッチ 経済的な不安がなくなる賢いお金の増やし方

著者	ラミット・セティ (著) 岩本正明 (翻訳)
発売日	2023/4/19
ページ数	376ページ
Amazonカスタマー レビュー

トニー・ロビンズとは？
トニー・ロビンズは、アメリカ合衆国の自己啓発書作家、NLP（神経言語プログラミング）コーチング出身のコーチ、起業家、講演者。

ロビンズはカリフォルニア州ノースハリウッドで生まれる。当時、家族は貧困な生活をしていたため、大学入学を断念、ビルの清掃業を勤める。

その後ロビンズは700以上の成功哲学や心理学の本を読み、セミナーに参加するようになる。1986年には『Unlimited Power』を刊行。全世界で1000万部の大ヒットセラーとなった。

現在は30年以上にわたり、世界中でセミナーを行っており、日本でも2014年に初来日し幕張イベントホールでセミナーを開いている。

また2007年にはフォーブスの世界で最も影響力を持つ著名人「Celebrity 100」に入っている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

本書の主要なポイント

本書のポイントを4つご紹介します。

①お金に対する心の持ち方を変える

お金を増やすためには、まず「お金に対する考え方」を変えることが大切だと強調しています。

多くの人が「お金が全て」と考えがちです。

しかし、実際には「お金をどう使い、管理するか」が成功を決定します。

そのため、お金を恐れず、賢く使いながらも感謝の気持ちを持つことの重要性を教えています。

②投資の基本原則

投資に最も重要なのは、無駄なリスクを取らず、確実に資産を増やす方法を学ぶことです。

ロビンズは、投資の基本的な考え方や戦略を分かりやすく説明し、初心者でも実践できる投資の原則を紹介しています。

リスクを管理しながら、資産を堅実に増やすためのアプローチを学べます。

③金融自由を手に入れるための計画

本書では、ただお金を稼ぐだけでなく、「経済的自由」を手に入れるために必要なステップについても詳細に書かれています。

財務の自由を達成するためには、
・どのような投資戦略を取るべきか？
・どのように貯蓄を増やすか？

このように、具体的な計画を立てることが重要です。

④不安を減らすための財務計画

多くの人が感じる「お金の不安」を解消するためには、財務計画が欠かせません。

トニー・ロビンズは、以下の特に気になる問いにも触れています。

・どのようにして賢い財務計画を立てるべきか？
・そして実行するために必要なマインドセットとは？

経済的不安を減らすために必要な、実践的な手法を提供してくれます。

本書を読んでみて得られこと

①お金に対する前向きなマインドを持てる！

上記のポイントでも紹介した通り．．．

読み進めていく過程で、賢いお金の使い方や増やし方についての考え方を学べます。

また最終的に、お金を管理について、前向きに考えられるようになります。

②リスクを減らしながら、確実に資産を増やす方法を学べる

投資初心者でも理解できる方法で、リスクを最小限に抑えた資産運用法を学べます。

この手の投資本って、その著者だから成功できたような内容をまとめていることが多いです。

しかし、本書はリスク管理について初心者でも実践できるような内容でした。

③経済的自由を目指すための具体的なステップがわかる

財務の自由を手に入れるための具体的なアクションプランを知り、実行に移せます。

実践しやすいと感じたのは、この具体的なステップまで記載されているからです。

ステップをクリアしながら次に進めるので、自身の成長も実感しながらリスク管理を行えます。

④不安を減らし、自信を持ってお金の管理ができるようになる

お金の管理に対する不安を取り除き、自信を持って投資や貯蓄を行えるようになります。

投資を行うための動機って、「お金に対する不安」が大きな要因になっていると思います。

まずは、その不安を解消して正しい認識を持っておくことで、

・投資を継続できない
・途中で挫折してしまった
・結局損して投資をやめた

このような投資に対する阻害要因も解消できると感じました。

購入して読んだ方がいい理由

経済的自由を手に入れるための心構えや方法を提供してくれる一冊です。

お金に対する考え方を変えて、
→実践的な投資戦略を学び、
→将来の不安を減らし、
→豊かな人生を実現する！

このための第一歩を踏み出せます。

お金を賢く増やす方法を学び、豊かな未来を手に入れるためのヒントが本書には詰まっています。

ぜひ、以下のリンクから購入して読んでみてください！

②シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

著者	エリック・ジョーゲンソン (著) 櫻井祐子 (翻訳)
発売日	2022/8/22
ページ数	320ページ
Amazonカスタマー レビュー

本書は、私が一番視聴しているYoutubeチャンネル「リベラルアーツ大学」を運営している両学長が大絶賛していました！

2022年発行で、その年に発行された本の中では「最強のお金の本」と言われています。

本書では、ナヴァルが投資家や起業家として得た経験を元に、成功を手に入れるために必要な思考方法や行動習慣を学べます。

また、彼の主張は単なる理論に留まりません。

ナヴァル・ラヴィカントとは？
ナヴァル・ラヴィカントは、シリコンバレーの成功した起業家、エンジェル投資家、そして思想家として広く知られています。

彼は、TwitterやUberなどのスタートアップに初期投資を行い、成功を収めた人物です。

しかし、彼が特に注目されているのは、ビジネスや投資だけでなく、人生そのものに対する深い哲学を持ち、それを積極的に発信している点です。

彼は、「お金を得るための方法」や「幸福に生きるための考え方」をシンプルかつ直感的に教えてくれます。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

本書の主要なポイント

本書のポイントを4つご紹介します。

①自由を得るためのお金の使い方

ナヴァルは、お金そのものが目的ではなく、「自由」を得るための手段だと考えています。

彼は、自由な時間を持ち、好きなことに集中できる状況を作ることが最も重要だと説いています。

・お金をどう使うのか？
・どう得るのか？

これらを考えることで、生活における自由度を高め、心の余裕を持つことができると述べています。

②スキルを高めることの重要性

ナヴァルは「スキルを高めることが成功の鍵だ」と強調します。

彼は、単にお金を追い求めるのではなく、価値のあるスキルを高め、そのスキルを活かして結果を出すことが成功につながると述べています。

特に、「再現性のあるスキル」を身につけることが重要であるとし、技術力や創造力を活かして独自の価値を提供する方法を教えています。

③自己投資の重要性

自己投資はナヴァルの哲学の中で最も大切な要素の一つとなっています。

彼は、「自己成長や学びにお金をかけることを惜しまないべきだ」としています。

投資家としての経験から、長期的に価値を生む自己投資を行うことが、最も確実な成功への道であると強調しています。

お金をメインにしていますが、目的はあくまで「自由」です。

④「幸福」を手に入れる方法

ナヴァルは、物質的な豊かさだけでは「幸福」を感じることはできないと考えています。

彼は、精神的な自由や自己満足が本当の幸福であると述べ、内面を豊かにすることが最も重要だと教えています。

この部分は、ビジネス書や自己啓発書にはない独自の視点として、多くの読者に影響を与えています。

ナヴァル・ラヴィカントの名言

本書には、ナヴァル・ラヴィカントの数々の名言が登場します。

ナヴァル・ラヴィカントの名言
・「お金は自由を買うための道具であって、目的ではない。」
・「スキルを磨くことが最も価値のある投資であり、最も確実な成功への道である。」
・「他人の期待に応えようとすることより、自分の期待に応えることの方が大切だ。」
・「最も大切なのは、外的な成果ではなく、内的な満足である。」

これらの言葉は、著者ナヴァルがどれだけ「内面的な豊かさ」を重視し、また「自己投資」や「スキルアップ」の重要性を説いているかを表しています。

本書の内容はもちろん、この著者ナヴァルの考え方そのものが、非常に参考になります！

本書を読んでみて得られこと

①お金の使い方に対する新しい視点を得られる

自由を得るためのお金の重要性や、その使い道に対する実践的な考え方を学べます。

数多くある投資本を読み漁ってきましたが、その多くは「似たような内容だな」と感じていました。

しかし、本書は「似たような内容」というものはなく、新鮮な気持ちで読み進められました。

おそらく、「このナヴァル自身の今までの人生やその時々に感じた価値観を主軸に置いた書き方」をしているからだと思います。

これだけ多くの読者の心をつかんでいるのも、私たちの「こうなりたい！」という欲求の本質について知っていて、それを体現しているからです。

②自己成長のために必要なスキルや投資方法を知ることができる

単に、ナヴァルの思いだけをまとめているわけではありません。

具体的なスキルアップや自己投資の方法についてもまとめれらています。

それらを学び、実践することで自己成長を実感できます。

③幸福の本質について考えさせられる

物質的な豊かさだけでなく、内面的な充実感を大切にする考え方を学ぶことができます。

本書を読むまで、「自分の幸福って何だろう？」なんて考えもしなかったです。

・ただお金があればいいのか？
・お金があったら何がしたいのか？
・最終的に幸福になれるのか？

これらについて自問自答するきっかけになりました。

④シンプルかつ効果的な思考法を学べる

複雑な問題に直面したときに役立つ、シンプルで効果的な思考法を手に入れることができます。

難しいことは言っていなくて、読み終わった後は府に落ちた状態になれます。

私のブログの目的も「シンプルに生きたい」としています。

そのために、記事を読んで頂いている方々に、お金に関する悩みを少しでも解消して、投資に興味を持つきっかけになればと思っています。

まさに、私が理想としている内容が、この本に全て凝縮されていました。

購入して読んだ方がいい理由

『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』は、ナヴァル・ラヴィカントの哲学を学び、自己成長や成功、幸福を追求するための実践的な指南書です。

お金やビジネスの成功だけでなく、人生全体における深い洞察を提供してくれるこの本は、読者にとって非常に価値のある一冊となっています。

投資に限らず、何か行き詰った時．．．

・経済ニュースを見て将来に不安になった時
・仕事で嫌なことがあった時
・友達がどんどん昇進して嫉妬感を抱いた時

読むことで自身の活力になったり、その問題解決への糸口につながったりしています。

もし、皆さんもナヴァル・ラヴィカントの思想に触れて、自己成長やビジネス、人生に対する新しいアプローチを見つけたいと思っているなら、この本を手に取ってみることをおススメめします。

ナヴァルの深い哲学と実践的なアドバイスが、皆さんの人生に大きな影響を与えるはずです。

ぜひ、以下のリンクから購入して読んでみてください！

　

リスク管理を極めるならこの1冊

次はリスク管理について、より焦点を当てた内容の本となっています。

株式市場での投資は、リスクと不確実性がつきものです。

しかし、投資で成功するためには、ただの知識やテクニカルなスキルだけでは足りません。

特に、「リスクをどのように管理するか」が成功のカギを握っています。

リスク管理を極めたい場合、この１冊あれば十分です。

それでは、紹介していきます。

リスクの心理学 不確実な株式市場を勝ち抜く技術

著者	アリ・キエフ (著) 平野 誠一 (翻訳)
発売日	2019/9/14
ページ数	440ページ
Amazonカスタマー レビュー

著者は、株式市場での成功に必要な心の持ち方やリスク管理のスキルについて、理論と実践を融合させながら解説しています。

本書の主要なポイント

主要なポイントを５つご紹介します。

①リスク管理の心理的側面

株式市場では、不確実性が常に存在します。

この不確実性に直面したとき、投資家がどのように思考し、どんな感情を抱くかが、投資成果に大きな影響を与えます。

本書では、リスク管理における心理的な要素に焦点を当てています。

・恐怖
・欲望
・過信

これらの感情が、どのように投資判断に作用するかを詳しく解説しています。

②過剰な自信とそのリスク

多くの投資家が陥りがちな罠として、「過剰な自信」があります。

自分の知識や経験に過信してしまい、リスクを軽視することがよくあります。

それを防ぐために本書では．．．

①過剰な自信がどのように投資の失敗につながるか
②そしてそれを防ぐためにどのような心理的準備が必要か

この心理的影響を解決するための説明があります。

過信を避けるための冷静な判断力を養う方法が学べます。

③リスクを適切に評価するための思考法

リスクを過小評価することなく、適切に評価するための方法が紹介されています。

投資家がリスクを正確に理解し、適切な判断を下すために必要な思考法を身につけることができます。

特に、「損しているけどまだ戻るかも．．．」という状態のとき．．．

この場合、どう判断するべきか難しいと思います。

そういった不安を解消できます。

リスクを「感情的」に捉えるのではなく、「合理的に」評価する視点を学ぶことができます。

④感情をコントロールするための技術

株式市場で成功するためには、感情をコントロールすることが重要です。

本書では、冷静に意思決定をするための具体的な技術や戦略が提供されています。

例えば．．．

・感情を抑え、計画的に投資を行うための方法
・過度なリスクを取らないための自己規律を養うためのアプローチ

この感情面をコントロールする技術が学べます。

⑤長期的な視野を持つ

株式市場の不確実性に対処するためには、長期的な視野を持つことが重要です。

本書では、短期的な市場の動きに振り回されず、長期的な投資戦略を立てるための心構えを紹介しています。

投資を成功させるためには．．．

①短期的なノイズを排除すること
②長期的な利益を見据えた投資を行うこと

この2点が必要不可欠です！

本書を読んでみて得られこと

①投資家としての冷静な心構えを養うことができる

恐怖や欲望、過信に流されることなく、冷静な判断を下すための心の準備ができます。

特に、リスクを感じるまでの過程について、実際に起きた出来事と照らしてリアルに描かれているので、イメージしやすいです。

イメージしやすいということは．．．

②リスク管理における心理的な要素を理解できる

市場の不確実性や感情的な反応が投資判断に与える影響を理解し、リスク管理の重要性を学べます。

リスクと言っても、いくつか種類があることは冒頭でお伝えしました。

このリスクを心理的要素に分解することで、

「何に自分は影響を受けているんだろう？」

この疑問について、客観的視点で把握できるようになります。

③過剰な自信を避け、適切なリスク評価を行うことができる

自信過剰な投資行動を避け、リスクを適切に評価するための方法を身につけることができます。

リスク評価するときに、一番邪魔になるのが過剰な自信です。

・過去にこの方法で成功したから
・自分は投資の才能がある
・本当はもっとリターンを狙えるはず

このような思い込みが、リスク管理にとっては邪魔になる原因になります。

この原因を排除して、適切にリスク評価できるようになります。

④感情をコントロールするための実践的な技術を学べる

投資を成功させるために必要な、感情をコントロールする技術を習得できます。

その難しい原因は、感情とは基本的には客観的に見れない、形のないものだからです。

つまり感情のコントロールを実現するためには、感情のパターンを把握して、自分がその感情になった時に俯瞰的に見れる状態にしておくことです。

その方法を本書で学べました。

これは、投資以外にもストレスを感じたときなど、他の場面にも使えそうな汎用性の高い内容でした。

⑤長期的な視野での投資戦略を立てる方法がわかる

短期的な市場の動きに惑わされず、長期的に安定した投資を行うためのアプローチが学べます。

やはり「長期投資」がカギになります。

心理的影響を最小限にするためには、心の余裕を持たせる必要があります。

余裕を持たせるには、ある程度、投資効果を見守る期間が必要です。

そのための、投資戦略についてもしっかり学べました。

購入して読んだ方がいい理由

『リスクの心理学 不確実な株式市場を勝ち抜く技術』は、株式市場におけるリスク管理を心理的な観点から深く掘り下げた一冊です。

この本を読むことで、感情に左右されることなく、冷静にリスクを管理するための方法を学ぶことができます。

リスク管理は、投資家にとって必須のスキルであり、成功するためには心の準備と適切な判断力が不可欠です。

投資家として自分の感情をコントロールし、長期的な視野で安定した成果を上げるために、本書で学べる心理学的なアプローチは非常に有益です。

不確実性に満ちた株式市場を乗り越え、成功するための技術を身につけたい方には、ぜひ手に取っていただきたい一冊です！

ぜひ、以下のリンクから購入して読んでみてください！