
米国株に投資してみたいけれど、どの銘柄を選べばいいかわからない
そんな悩みを持つ投資初心者の方へ向けてこの記事では 、
高配当が魅力の米国株おすすめ銘柄 をわかりやすく紹介します。
さらに、筆者が実際に投資している以下の3銘柄の運用実績も公開します。
- エクソンモービル
- フィリップモリス
- SPDRポートフォリオS&P500高配当株ETF
投資を始めた2022年から2025年現在の約3年間で、どれくらいの収益を得られたのかもご紹介しています。
これから米国株を始める方の参考になれば幸いです。
目次
なぜ米国株の高配当銘柄がおすすめなのか?
日本株と比べて米国株が注目される理由は3つあります。
- 安定した配当文化
米国企業は配当を重視する文化が根付いており、連続増配銘柄も多いのが特徴です。 - 高い配当利回り
日本株の平均配当利回りが2%前後であるのに対し、米国株の高配当銘柄は4〜6%程度を狙えるケースがあります。 - 世界的に有名な企業が多い
世界的ブランド力を持つ企業に投資でき、安定した事業基盤を期待できます。
投資初心者におすすめの高配当米国株3銘柄
1.エクソンモービル

● エクソンモービルはどんな会社?
エクソンモービルは、アメリカ最大手のエネルギー企業です。
主に以下の事業を行っています。
- 原油・天然ガスの探鉱と生産
- 石油製品の製造
- エネルギー関連製品の輸送(ガソリン・原油・天然ガスなど)
つまり、私たちの暮らしに必要なエネルギーを支える、非常に重要な企業です。
私がエクソンモービル株を保有している理由
エクソンモービルに注目し始めてから、もう約2年が経ちます。
基本的には長期保有を前提にしていて、少しずつ株数を増やしています。
実は一度、株価が大きく上昇したときに売却したことがあり、そのときは約12万円の利益が出ました。
ですが、その後また買い直して、今も保有を続けています。

なぜエクソンモービルへ継続して投資しているの?
理由はシンプルで、「①安定性」と「②成長性」の両方を持ち合わせているからです。
①安定性のあるビジネスモデル
エクソンモービルは「エネルギー」という、生活に欠かせない分野の企業です。
たとえば…
- 車にはガソリンが必要
- 冬には暖房用のガスや灯油が使われる
- 発電や産業にも石油やガスは不可欠
こういった背景から、景気に左右されにくい安定性があるのです。
世界的に不景気になっても、人々がエネルギーを使わなくなることはありません。
②成長性の裏付け:「配当貴族」の実績
さらに注目したいのが、エクソンモービルの配当実績です。
この企業は「配当貴族」にも選ばれており、25年以上連続で配当金を増やし続けています。
それを支えているのは、堅調な業績と世界規模のエネルギー需要。
配当を出し続けるだけでなく、「増やし続けている」という点に、企業としての成長力が表れています。
エクソンモービルは長期保有に向いている
エクソンモービルは、生活に必要不可欠な「エネルギー」という分野で強みを持ち、なおかつ配当を着実に伸ばしている信頼性と将来性のある銘柄です。
私はこれからも、この株を長期保有して、配当金を積み上げていくつもりです。
もし「高配当株で安定した資産形成をしたい」と考えている方がいるなら、エクソンモービルは検討する価値のある企業だと思います。
2.フィリップ・モリス・インターナショナル

世界最大級のたばこメーカー
フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)は、世界中でたばこを製造・販売しているグローバル企業です。
マルボロやIQOS(アイコス)といった人気ブランドを展開しており、たばこを吸ったことがない私でも名前は知っていました。
このような強力なブランド力と圧倒的なシェアを背景に、長年にわたり安定した収益を上げています。
たばこ事業の「安定性」とは?
たばこは嗜好品のようでいて、実は生活必需品に近い特性を持っています。
ニーズが一定で景気に左右されにくいため、不況にも強いビジネスモデルとされています。
その証拠に、フィリップ・モリスは13年連続で増配を続けており、株主への還元姿勢も非常に明確です。
高配当利回りで毎年の配当を得られる
現在、フィリップ・モリスの配当利回りは約5%です。
仮に100万円分の株を保有していたとすると、年間5万円(=税引前)の配当金を受け取れる計算になります。
しかも配当は年4回(四半期ごと)に支払われるため、安定したキャッシュフロー源として非常に魅力的です。
フィリップ・モリスは長期保有向け
私はこの銘柄を数年前から保有しており、定期的に配当を受け取りながら長期保有しています。
高い利回りと安定性を兼ね備えた、数少ない優良銘柄だと思っています。
今後もよほどの理由がない限り、ポートフォリオのコア資産として保有し続ける予定です。
安定収益+高配当を狙うならフィリップ・モリスは有力候補
このように考えている方には、フィリップ・モリスは非常におすすめの銘柄です。
3.SDPRポートフォリオS&P500高配当株ETF(SPYD)

SDPRポートフォリオS&P500高配当株ETFとは?
- 種類:ETF(上場投資信託)
- 特徴:S&P500構成銘柄の中から高配当株80銘柄に分散投資。配当利回りは 4〜5%台 が目安。
- おすすめ理由:1銘柄で幅広く分散でき、初心者でも取り組みやすい。
ETFとは?投資信託との違い
まず、ETFとは「Exchange Traded Fund(上場投資信託)」の略で、証券取引所で株のように売買できる投資信託です。
ここで簡単に、株・投資信託・ETFの違いをまとめておきます。
商品 | 運用スタイル | 手数料 | 売買のしやすさ |
---|---|---|---|
株式 | 自分で売買 | 低め | リアルタイム取引可 |
投資信託 | 運用会社におまかせ | 継続的に高め | 1日1回の価格で売買 |
ETF | インデックスに連動し自動運用 | 比較的低コスト | 株式と同じように取引可能 |
私は長期投資を行っているため、コストが積み重なる投資信託は避けています。
その点、ETFは運用コストが低く、分散投資もできるため、長期投資に適していると考えています。
ETFは「指数」に連動する投資商品
ETFの多くは、日経平均やS&P500などの株価指数(インデックス)に連動します。
たとえば「日経平均株価」は、日本の代表的な225銘柄の平均株価で構成されています。
これに連動するETFを購入すると、225銘柄に分散投資するのと同じ効果が得られます。
分散投資ができれば、一部の業種や企業に悪影響があっても全体へのリスクが抑えられ、安定したリターンが期待できます。
SPYDの特徴と魅力
「SPDRポートフォリオS&P500高配当株ETF(SPYD)」について特徴を以下にまとめます。
ETFで賢く分散、高配当を狙うならSPYD
SPYDは、個別株では難しい分散投資が1本でできる上に、高配当な企業に絞って投資してくれる、非常にコスパの良いETFです。

私が保有する米国銘柄の中で、このSPYDの比率が一番高いです!
「リスクを抑えて配当をもらい続けたい」という方には、ぜひ検討してほしい銘柄です。
【2025年版】米国ETFのおすすめ銘柄として、分かりやすく解説した記事がありますので、そちらもぜひ参考にしてください。
実際に投資してみた結果(運用実績)
実際にエクソンモービル、フィリップモリス、SPYDに投資した結果どうなったのか?
運用実績については、以下にまとめています。
結論として、ここ3年間で資産は 120万円 → 約165万円 に増加。
各銘柄に投資した感想としては、
- エクソンモービル(XOM):原油価格上昇の追い風もあり、株価も配当も好調。
- フィリップモリス(PM):安定した配当で着実に利益を積み上げられています。
- SPYD:分散効果が高く、配当をしっかり受け取りながらリスクを抑えられるのが魅力。
配当金が毎年入ってくることで「お金が働いてくれる実感」を持つことができ、継続投資の大きなモチベーションになっています。
銀行預金と比べてみてわかったこと
もしこの投資資金を普通に銀行の預金口座に預けていたらどうでしょうか?
一方で、私のポートフォリオは 3年で約45万円 の利益が出ました。
単純比較すると、銀行預金の 450倍の差 です。

しかも、実際の株式投資にかけた労力は最小限です
こうして考えると、長期的にリスクを抑えながらも 株式投資を続けた方が合理的 だと感じています。
私はこれまで、以下の3つを軸に継続投資してきました。
- 長期投資
- 米国株中心
- 配当重視のポートフォリオ
今の3銘柄(エクソンモービル・フィリップモリス・SPYD)を一定数保有したことで、次は別の銘柄への分散投資も検討しています。
これからも新しい米国株を探索しながら、コツコツと資産を増やしていきたいと思います。
まとめ
これから米国株投資を始める方は、まずは少額から試してみるのがおすすめです。
投資を始めるなら、以下の大手ネット証券で、米国株の取り扱いも充実しています。口座開設して、米国株投資をスタートさせましょう!
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