「仕事を辞めたい」と感じるのは甘えではなく、誰にでも起こり得る自然なサインです。
この記事では、仕事を辞めるべきサインと、実際に私が退職を決断した体験談を紹介します。
- 仕事を辞めるべきサインとは?
- 辞める決断をする前にやっておくべきこと
- 実体験から学んだ「後悔しない辞め方」
目次
仕事を辞めたくなるのは甘えではない
多くの人が、

このままでいいのだろうか?
一度はこのように悩んだ経験をもっています。
しかし、心や体に異常が出るほど無理を続けると、取り返しがつかなくなることもあります。
まずは「辞めたい」という気持ちを否定せず、冷静に受け止めることが大切です。
私が感じた「辞めるサイン」
私は営業職として働いていましたが、次のようなサインが重なり、退職を意識するようになりました。
上司のパワハラ・暴言
上司からの「アホ!」「ボケ!」などの暴言が日常化していました。
またある日、後頭部を思い切り殴られた瞬間、心の糸が切れました。
体調の異変
出社を考えると胃が痛む、眠れない日が続くなど、身体にサインが出てきました。
会社に行くことが嫌すぎて、何度か仮病で当日欠勤したこともありました。
やりがいの喪失
営業成績は上がっても、成長を感じられず「この先も同じか」と不安が募りました。
「この先数十年もこの会社で働くのか」と考えると、将来への期待も持てずやりがいをもてませんでした。
価値観のズレ
将来像や働き方と会社の方向性が合わないことが、日に日に明確になっていきました
こうしたサインは、単なる気分の浮き沈みではなく、辞めるべき本気のサインです。
辞めるか迷ったときにやったこと5つ
退職を即決せず、私は次の5つを実践しました。
退職までの計画を立てる
「成果を出したうえで辞める」と目標を設定。結果、営業で月5件以上の契約を3か月連続で達成しました。
自分の中で「この目標を達成したら辞める!」と明確にしたことで、退職までのモチベーションを高めました。
感情を成果に変える
パワハラの怒りを「絶対に見返す」というエネルギーに変えたことで、辞める決断がより前向きになりました。
「辞める側が悪い」というイメージがあることから、辞める気まずさなどあると思います。しかし、辞めるようなきっかけや雰囲気がある状態で改善もしない会社側にも原因はあると思います。
「辞める側が100%悪いことは無い」というイメージに変えましょう。
自分の状況を整理する
辞めたい理由・不安・将来の希望を紙に書き出し、優先順位を可視化しました。
私は、退職出来たらやりたいことを紙に全て書き出しました。紙に書くことで「辞めた私はこの先もっと楽しいことが待っている」というワクワク感も出てきました。
また、紙に書き出している過程で、自分の状況が把握できるのでぜひおすすめです。
第三者に相談しない
会社を辞めたいときに、
というコメントを見たりするのですが、私は全く逆でした。
人によって感じ方は様々だと思いますが、私は自分の人生は自分で決めたいと思っていたので、人に話すことで否定的な言葉や、迷いが生じるようなことは避けました。
しかし、退職して後悔したときも最終的な責任は自分にあるので、責任も承知の上で相談するかしないかを決めましょう。
転職活動を並行して進める
転職エージェントに登録し、市場価値を把握しました。次の一歩が見えてきたことで心が軽くなりました。
次の会社や将来への期待を意識できるので、転職活動も並行してすすめましょう。
. 辞める決断をしたステップ
最終的に辞めると決めたのは、以下の流れでした。
- サインが限界まで積み重なる
- 小さな成果を出して自信をつける
- 必要とされているタイミングで退職願を出す
→ あえて「辞めにくい時期」を選び、自分の意思を示しました。
- 上司→部長→総務→社長へ順番に伝える
パワハラの実態も伝えた結果、社内で処分が行われるきっかけにもなりました。
辞めて得られたこと
辞めた直後に感じたのは「解放感」でした。
さらに――
これらは、辞めなければ得られなかった大きな財産です。
辞めるときのコツ
これらを意識することで、辞めた後も人間関係やキャリアに悪影響を残さずに済みます。
辞めるのは逃げではない
仕事を辞めるのは、人生を自分の手に取り戻す大切な選択です。
「仕事を辞めたい」という気持ちを抱えたまま耐え続けるより、自分の価値観や幸せを基準に決断することが、長期的に見て最良の道になります。
あなたの感じている違和感や不安は、きっと未来へのサインです。
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