「SPYDはおすすめしない」「減配が多いからやめたほうがいい」といった口コミを見て、本当に投資しても大丈夫なのか不安になっていませんか?
高配当ETFとして人気のSPYDですが、インターネット上ではネガティブな意見も多く、

新NISAで買って後悔しないだろうか?
VYMやHDVの方がいいのでは?
と悩む方は少なくありません。
この記事では、SPYDがおすすめしないと言われる7つの理由をわかりやすく解説するとともに、実際に4年間保有している私の運用実績や感じたメリット・デメリットをもとに、「本当に買う価値があるETFなのか」を解説します。
さらに、
- VYM・HDVとの違い
- 新NISAでの活用方法
- SPYDが向いている人・向いていない人
- おすすめの証券会社
まで初心者にもわかりやすく紹介します。
私は元証券マンとして資産運用の提案を行ってきた経験があり、現在も高配当株投資を中心に資産形成を続けています。
実際にSPYDを4年以上保有し、配当金を受け取り続けてきた実体験をもとに解説しているため、ネット上の情報をまとめただけではわからないリアルなメリット・注意点もお伝えできます。
この記事を最後まで読めば、SPYDがおすすめしないと言われる理由を正しく理解したうえで、自分に合ったETFなのかを判断できるようになります。
SPYDとは?配当金生活を目指す人に人気の高配当ETF
SPYDは、米国の代表的な高配当ETFの一つです。
正式名称は「SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF」で、S&P500に採用されている企業の中から、配当利回りが高い約80銘柄へ均等に投資します。
つまり、一つ購入するだけで、多くの米国高配当企業へ分散投資できるETFです。
私自身も、「将来は配当金だけで生活費の一部をまかないたい」という考えから、高配当ETFの一つとしてSPYDへ投資しています。
SPYDの基本情報
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF |
|---|---|
| ティッカー | SPYD |
| 運用会社 | State Street Global Advisors |
| 設定日 | 2015年10月22日 |
| 保有銘柄数 | 約80銘柄 |
| ベンチマーク | S&P 500 High Dividend Index |
| 配当回数 | 年4回(3・6・9・12月) |
| 経費率 | 0.07% |
| 配当利回り | 約4〜5%前後(市場環境により変動) |
| 投資対象 | S&P500採用企業のうち、配当利回りが高い約80銘柄 |
| NISA対応 | 新NISA(成長投資枠)で購入可能 |
SPYDの最大の魅力は、非常に低い経費率で高配当株へ分散投資できることです。
個別株だけで80社へ投資しようと思うと、多額の資金が必要になります。
しかし、SPYDなら比較的少額から同じような分散投資ができます。
ETFそのものがよく分からない方は、投資信託との違いも理解しておくと、自分に合った商品を選びやすくなります。
なぜSPYDは人気なのか?
SPYDが多くの投資家から支持されている理由は、主に次の3つです。
① 配当利回りが高い
SPYDは高配当ETFの中でも比較的高い配当利回りが期待できます。
「毎年の配当金を少しでも多く受け取りたい」という人に人気があります。
② 少額から分散投資できる
約80銘柄へ自動で分散投資されるため、初心者でもリスクを抑えながら高配当株投資を始められます。
③ 管理がとても楽
個別株投資では、決算や業績を確認する必要があります。
一方、ETFなら運用会社が定期的に銘柄を入れ替えてくれるため、初心者でも長期保有しやすい点が魅力です。
SPYDの構成銘柄とセクター比較
SPYDは「高配当株」を集めたETFですが、どのような企業に投資しているのか。
ここでは代表的な構成銘柄とセクター構成を見ていきます。
主な構成銘柄
代表的な銘柄には以下のような企業があります。
| 企業名 | 業種 | 特徴 |
| フィリップ・モリス・インターナショナル(PM) | 生活必需品 | 高いブランド力を持つ世界的なタバコメーカー。安定した配当が特徴。 |
| アルトリア・グループ(MO) | 生活必需品 | 米国大手タバコ企業。高配当株として長年人気。 |
| AT&T(T) | 通信 | 米国を代表する通信企業。安定したキャッシュフローが魅力。 |
| ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ) | 通信 | 通信インフラを展開する大手企業。高配当銘柄として有名。 |
| シェブロン(CVX) | エネルギー | 世界有数の石油会社。原油価格の影響を受けやすい特徴。 |
| コノコフィリップス(COP) | エネルギー | 石油・天然ガスを扱う大手エネルギー企業。 |
| ダウ(DOW) | 素材 | 化学素材メーカー。景気変動の影響を受けやすい。 |
| フォード・モーター(F) | 自動車 | 米国を代表する自動車メーカー。高配当になることがある。 |
※構成銘柄は定期的に入れ替わります。
特徴としては、成熟企業が多く、安定して配当を支払っている企業が中心です。
一方で、AppleやMicrosoft、NVIDIAなど成長株の比率は低くなっています。
そのため、株価の値上がりよりも、配当金を重視したETFと言えます。
セクター構成の特徴
SPYDは均等投資型ETFであるため、配当利回りの高い業種が多く組み入れられています。
代表的なのは次のようなセクターです。
反対に、
など成長性の高いセクターの比率は低めです。
この点が、VYMやS&P500との大きな違いでもあります。
SPYD・VYM・HDVの構成の違い
高配当ETFにはSPYD以外にも人気商品があります。
| ETF | 投資方針 | 特徴 | 向いている人 |
| SPYD | 高配当銘柄へ投資 | 配当利回りの高い約80銘柄へ均等投資。高い配当収入を期待できる。 | 現在の配当金を重視したい人 |
| VYM | 高配当+資産成長 | 約500銘柄へ分散投資。配当金と株価成長のバランスが良い。 | 長期的に資産を増やしたい人 |
| HDV | 財務優良企業へ投資 | 財務健全性や配当の安定性を重視した約75銘柄へ投資。 | 安定した配当を長期で受け取りたい人 |
SPYDは配当金重視のETFであり、「将来の資産成長」を重視するならVYMやS&P500の方が向いているケースもあります。
SPYDがおすすめしないと言われる7つの理由
インターネットやSNSでは、「SPYDはおすすめしない」という意見も少なくありません。
しかし、その多くはSPYDの特徴を理解すると納得できるものとなっています。
ここでは、まず4つの「おすすめしない」理由を紹介します。
理由① 減配する可能性がある
SPYDは配当利回りが高い一方で、景気悪化時には配当金が減ることがあります。
実際にコロナショックでは、多くの企業が配当を減らしたため、SPYDの分配金も大きく減少しました。
| 項目 |
コロナショック前 (2020年2月頃) |
コロナショック後 (2020年3月頃) |
| 株価 |
約39ドル前後 (過去最高値圏) |
約23ドル前後 (約40%下落) |
| 下落幅 |
100万円投資の場合 評価額約100万円 |
約60万円まで下落 (約40万円の含み損) |
| 分配金 | 高い配当利回りが魅力となり、人気が高まっていた | 企業業績悪化により減配リスクが意識された |
| 投資家心理 | 「高配当ETFなら安定して配当を受け取れる」という期待 | 「高配当ETFでも株価下落・減配リスクがある」と認識された |
| 学べること | 高配当ETFは安定収入を期待できる投資先 | 配当利回りだけではなく、景気悪化時の下落リスクも確認する必要がある |
参照:S&P Dow Jones Indices(高配当戦略・2020年の配当減少に関する資料)、S&P Dow Jones Indices「2020 COVID-19 Selloff」における配当指数の下落データ
高配当ETFだからといって、「毎年配当金が増え続けるETF」ではありません。
そのため、配当金だけを生活費として考えている方は注意が必要です。
株価が大きく下落した局面では、慌てて売却しないことが重要です。私が暴落時に意識している考え方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
理由② 株価の成長力は高くない
SPYDは高配当株中心のETFです。
そのため、AppleやMicrosoftのような急成長企業の恩恵を受けにくい特徴があります。
実際に長期間では、
- S&P500
- NASDAQ100
などの指数よりリターンが低くなる場面もあります。
「資産を最大限増やしたい」という人には、SPYDだけでは物足りない可能性があります。
理由③ 景気敏感株が多い
SPYDには、
- エネルギー
- 金融
- 不動産
など景気の影響を受けやすい業種が多く含まれています。
景気後退局面では株価が大きく下落することもあり、値動きが気になる方には精神的な負担となるかもしれません。
一方で、長期投資を前提にするなら、一時的な値下がりを過度に気にする必要はありません。
理由④ 配当金には税金がかかる
SPYDの配当金には、日本と米国の税金がかかります。
新NISAで購入した場合でも、日本の税金は非課税になりますが、米国で課される税金(一般的に10%)は差し引かれます。
例えば、年間5万円の配当金を受け取る場合でも、実際の受取額は税金の影響で少なくなります。
配当金生活を目指す方は、この点も理解したうえで投資することが大切です。
理由⑤ 為替リスクがある
SPYDは米国ETFのため、日本人投資家の場合は為替の影響を受けます。
例えば、「1ドル=150円」の時に購入した場合、円安になると日本円評価額は増えます。
一方で、「1ドル=100円」まで円高になると、ドル資産の価値は下がります。
つまりSPYDでは、
- ETF価格の変動
- 為替変動
の2つを考える必要があります。
理由⑥ 初心者には配当金再投資の管理が必要
SPYDから受け取った配当金は、そのまま使うこともできます。
しかし、資産形成を目的とする場合は、配当金を再投資することで複利効果を期待できます。

私もSPYDからの配当金は全て再投資に回しています。
再投資の目的は、株数を増やして、さらなる配当金を受け取ることです。
ただし、自動的に再投資される投資信託とは違い、ETFでは自分で購入手続きを行う必要があります。
そのため、「投資を完全に自動化したい」という人には、S&P500連動型投資信託などの方が管理しやすい場合があります。
理由⑦ 高配当だけを目的にすると投資判断を誤る可能性がある
SPYDを見ると、魅力的な配当利回りに目が向きます。
しかし、投資で重要なのは配当利回りだけではありません。
確認すべきポイントは、
です。
高配当だから購入するのではなく、「自分の投資目的に合っているか」を考えることが大切です。
SPYDがおすすめしないと言われる理由まとめ
| 理由 | SPYDの注意点 | 確認ポイント |
| ① 株価成長が限定的 | 高配当銘柄を中心に構成されているため、成長企業への投資割合は低い | 配当金重視か、資産成長重視かを判断する |
| ② 暴落時の下落リスク | コロナショックでは約40%下落を経験 | 株式投資である以上、元本割れの可能性がある |
| ③ セクターの偏り | 金融・不動産など特定業種の影響を受けやすい | 80銘柄でも完全な分散ではないことを理解する |
| ④ 減配リスク | 分配金は毎年一定ではなく、景気によって変動する | 高配当でも配当金が保証されているわけではない |
| ⑤ 為替リスク | ドル建て資産のため円高になると評価額が下がる可能性がある | 株価だけでなく為替変動も考慮する |
| ⑥ 再投資の手間 | 受け取った配当金は自分で再投資する必要がある | 完全自動で運用したい人には不向きな場合がある |
| ⑦ 配当利回りだけで判断 | 高い利回りだけを見ると投資判断を誤る可能性がある | 投資目的やリスク許容度を確認する |
SPYDを4年間保有した実績|配当金はいくら受け取れた?
私がSPYDへの投資を始めた理由は、株価の値上がり益だけではなく、定期的に配当金を受け取れる仕組みを作りたかったからです。
実際にSPYDを保有してから、年4回の分配金を受け取ってきました。
以下は、私が実際に受け取ったSPYDの累積額と配当金実績です。

SPYD配当金受取実績(2021年〜2026年)
| 年度 | 保有株数 | 受取配当金(税引後) | ポイント |
| 2021年 | 13株 | 約1.20ドル | 少額投資からスタート |
| 2022年 | 15株 | 約21.40ドル | 買い増しを開始 |
| 2023年 | 最大35株 | 約75.84ドル | 配当収入が徐々に増加 |
| 2024年 | 120株 | 約172.10ドル | 保有株数増加で配当金が大幅増 |
| 2025年 | 130株 | 約225.21ドル | 年間200ドル超の配当金を達成 |
|
2026年 (6月時点) |
130株 | 約125.59ドル | 年間配当金は今後さらに増加予定 |
| 累計 | – | 約621.34ドル | 4年以上で積み上げた配当収入 |
※為替レートにより日本円換算額は変動します。
私がSPYDに投資した理由
私がSPYDへの投資を始めた理由は、「配当金を受け取りながら長期的に資産形成をしたい」と考えたからです。
投資初心者の頃は、正直、株価の値上がり益ばかりを意識していました。
しかし、実際に投資を続ける中で感じたのは、

毎年少しずつでも配当金を受け取れる仕組みを作りたい!
ということでした。
そこで注目したのが、米国高配当ETFです。
SPYDは、
という特徴があり、個別株選びに時間をかけられない会社員でも始めやすいETFだと感じました。
SPYDを4年間保有して感じたこと
実際にSPYDを保有して感じた最大のメリットは、
「配当金が投資を続けるモチベーションになること」です。
株価だけを見る投資では、相場が下落すると不安になります。
しかしSPYDの場合、株価が下落している局面でも配当金を受け取れるため、長期投資を続ける支えになります。
一方で、注意点もあります。
SPYDの配当金は、毎年増え続けるわけではありません。
2021年〜2026年の実績を見ると、保有株数を増やしたことで受取配当金は増えていますが、1株あたりの分配金は市場環境によって変動しています。
そのため、「高配当ETFだから毎年安定して同じ配当金がもらえる」と考えるのではなく、「長期的に配当収入を育てていく投資」として考えることが重要です。
SPYDを4年間保有して感じたメリット
実際に長期間保有して感じたメリットは3つあります。
メリット①:配当金を受け取る喜びを感じられる
SPYD最大の魅力は、やはり配当金です。
投資信託の場合、基本的には資産額の増減を確認することになります。
一方、SPYDのような高配当ETFでは、保有しているだけで定期的に配当金を受け取れます。
例えば、
など、目的に合わせた使い方ができます。
特に投資初心者の場合、「実際にお金を受け取る経験」は投資を続ける大きな支えになります。
メリット②:個別株より管理の手間が少ない
高配当株投資では、個別企業を分析して投資する必要があります。
例えば、
などを確認しなければいけません。
私も複数の個別株を保有していますが、結構管理が手間だと感じています。
しかしSPYDなら、約80銘柄へ自動的に分散投資できます。
そのため、会社員として仕事をしながら投資を続けたい人にとって、管理の負担が少ない点は大きなメリットです。
メリット③:米国企業の成長力を活用できる
米国市場には、世界を代表する企業が数多く存在します。
SPYDは高配当銘柄が中心ですが、米国企業へ幅広く投資できる点も魅力です。
日本国内だけでなく、世界経済の成長を取り込めることは、長期投資では大きなメリットになります。
SPYDを4年間保有して感じた注意点・デメリット
一方で、実際に保有して感じた注意点もあります。

「高配当だから安心」というわけではありません。
注意点①:株価下落は普通に経験する
SPYDは高配当ETFですが、株式投資である以上、価格変動があります。
実際にコロナショックでは、SPYDは約40%下落しました。
高配当ETFでも暴落を完全に回避することはできません。
注意点②:配当金は毎年一定ではない
SPYDの配当金は、毎年固定ではありません。
企業業績や市場環境によって、
- 増配
- 減配
- 配当維持
この3パターンが発生します。
特に景気悪化時には、高配当企業ほど業績悪化の影響を受ける場合があります。
そのため、「毎年必ず同じ金額の配当金がもらえる」と考えるのは危険です。
注意点③:高配当だけを見ると失敗する可能性がある
投資初心者によくある失敗は、「配当利回りが高い=良い投資先」と考えてしまうことです。
しかし、本当に重要なのは、
です。
SPYDは高配当ETFとして魅力がありますが、リスクを理解したうえで投資することが大切です。
私が4年間保有して感じた結論
4年間SPYDを保有した経験から感じることは、

SPYDは「おすすめしないETF」ではなく、「目的を理解して投資するべきETF」だということです。
確かに、
など注意点があります。
しかし、
という人にとっては、非常に魅力的な選択肢になります。

私自身も、今後もポートフォリオの一部としてSPYDを保有しながら、高配当株投資を続けていく予定です。
SPYDとVYM・HDVの違い|高配当ETF選びで重要なポイント
SPYDについて調べていると、

VYMやHDVと比べてどちらがおすすめなの?
高配当ETFなら結局どれを選べばいいの?
という疑問を持つ方も多いと思います。
実際、SPYD・VYM・HDVはいずれも米国を代表する高配当ETFですが、それぞれ投資方針が異なります。
SPYD・VYM・HDVの違いや、配当利回り・銘柄数・特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
SPYDとVYM・HDVで最も大切な違いは「投資目的」
3つのETFを比較する時に重要なのは、「どれが一番運用成績がいいか」ではありません。
大切なのは、自分が何を目的に投資するのかです。
何度もお伝えしていますが、投資対象が多くて迷うときは、まず一番に目的を振り返ってみることが重要です。
配当金を重視するなら「SPYD」
SPYDは、高い配当利回りを重視したETFです。
そのため、
という人に向いています。
私自身もSPYDを保有していますが、最大の魅力は「配当金を受け取る実感があること」です。
実際に2021年から2026年までSPYDを保有し、累計で約611ドルの配当金を受け取りました。
資産成長も重視するなら「VYM」
VYMは、SPYDよりも幅広い銘柄へ分散投資するETFです。

私も最近、米国高配当株の幅を広げるために、VYMに5株投資しました。
特徴として、
という点があります。
という人にはVYMが選択肢になります。
安定性を重視するなら「HDV」
HDVは財務健全性や配当の安定性を重視したETFです。
そのため、
という人に向いています。
私がSPYDを選んだ理由
では、なぜ私はVYMやHDVではなくSPYDを保有しているのか。
理由は、

配当金を受け取りながら資産形成を続けたいから!
私は高配当株投資を目的として、資産形成を行っています。
そのため、株価の最大成長だけではなく、
を大切にしています。
SPYDには、
など注意点があります。
しかし、それらを理解したうえで投資するなら、SPYDは高配当投資家にとって魅力的なETFです。
SPYD・VYM・HDVの選び方まとめ
| 投資目的 | SPYD | VYM | HDV |
| 配当金を重視したい |
◎ おすすめ
高い配当利回りを期待できる |
○
安定した配当を狙える |
○
安定性を重視した配当 |
| 資産成長も重視したい |
△
配当重視のため成長性は控えめ |
◎ おすすめ
配当と成長のバランス型 |
○
安定性を重視 |
| 初心者が始めやすい |
○
配当目的が明確 |
◎ おすすめ
幅広く分散できる |
○
安定企業へ投資 |
| 値動きの安定性を重視 |
△
景気の影響を受けやすい |
○
分散性が高い |
◎ おすすめ
財務優良企業を中心に構成 |
| 向いている人 | 配当金を楽しみながら投資したい人 | 長期的な資産形成をしたい人 | 安定した配当を重視する人 |
SPYDが向いている人・おすすめしない人
ここまで、SPYDのメリット・デメリットや他の高配当ETFとの違いを紹介してきました。
それでも、

結局、自分にはSPYDが合っているの?
と迷っている方もいると思います。
投資商品において、「誰にでもおすすめできる商品」はありません。
何度もお伝えするように、大切なのは、自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選ぶことです。
ここでは、実際に4年以上SPYDを保有してきた経験をもとに、SPYDが向いている人と、おすすめしない人の特徴を紹介します。
SPYDが向いている人
「まだ投資を始めていない」という方は、新NISAの始め方から読むのがおすすめです。
配当金を受け取りながら資産形成したい人
SPYDは、高い配当利回りが魅力のETFです。
そのため、
という人に向いています。
私自身も、株価の値上がりだけでなく、配当金という目に見える成果があることで、投資を続けるモチベーションになっています。
高配当株投資を始めたい初心者
個別株で高配当投資を始める場合、
など、多くのことを調べる必要があります。
一方、SPYDなら約80銘柄へ分散投資できるため、初心者でも高配当株投資を始めやすいのが魅力です。
長期投資を前提に考えられる人
SPYDは短期間で大きな利益を狙うETFではありません。
株価は上下を繰り返しながらも、配当金を受け取り、長期間保有することで資産形成を目指す商品です。
そのため、10年後、20年後を見据えて投資できる人に向いています。
配当金を再投資できる人
配当金は受け取るだけでなく、再投資することで複利効果を期待できます。
私は受け取った配当金を資産形成の一部として考えています。
そのため、配当金を全額投資へ回すことで、将来的な配当収入をさらに増やすことが期待できます。
SPYDをおすすめしない人
値上がり益だけを重視する人
SPYDは配当重視のETFです。
そのため、AppleやNVIDIAのような高成長企業への投資を重視する人には物足りないかもしれません。
株価の成長を最優先に考える方であれば、S&P500やNASDAQ100へ連動するETF・投資信託の方が適している場合があります。
暴落時に売ってしまう可能性がある人
SPYDも、株式投資の1つです。
コロナショックでは約40%下落したように、相場が悪化すれば大きく値下がりすることもあります。
そのような局面で不安になり、売却してしまう可能性がある人には向いていません。
配当金が毎年増えると思っている人
SPYDの配当金は市場環境や構成銘柄の業績によって変動します。
つまり、
という商品ではありません。
高配当ETFであっても、減配リスクがあることを理解しておきましょう。
元本保証の商品を探している人
SPYDは預金とは異なります。
元本保証はなく、購入時より価格が下がる可能性もあります。
そのため、「絶対に損をしたくない」という人にはおすすめできません。
元証券マンが考えるSPYDが向いている人
私は4年以上SPYDを保有していますが、「誰にでもおすすめできるETF」とは考えていません。
しかし、以下に当てはまる人には、十分検討する価値があると感じています。
SPYDをおすすめしない人・向いている人の比較
| 比較項目 | ✅ SPYDが向いている人 | ⚠️ SPYDをおすすめしない人 |
| 投資目的 | 配当金を受け取りながら資産形成したい | 短期間で大きな値上がり益を狙いたい |
| 投資スタイル | 長期保有を前提に投資できる | 短期売買を中心に考えている |
| 配当金への考え方 | 配当金を再投資して資産を増やしたい | 毎年同じ配当金がもらえると思っている |
| 値動きへの考え方 | 一時的な株価下落にも冷静に対応できる | 暴落するとすぐ売却してしまう |
| リスク許容度 | 元本割れの可能性を理解して投資できる | 元本保証の商品を探している |
| こんな人におすすめ | 高配当株投資で配当収入をコツコツ積み上げたい人 | 短期間で資産を大きく増やしたい人 |
まとめ|SPYDはおすすめしない?
私がSPYDを4年以上保有して感じた結論は、
SPYDは「おすすめしないETF」ではなく、「投資目的が合う人にはおすすめできるETF」です。
実際に私は、配当金を受け取りながら少しずつ買い増しを続け、現在は130株を保有しています。
もちろん、株価下落や減配リスクはあります。
しかし、それらを理解したうえで長期保有するのであれば、SPYDは配当収入を積み上げたい投資家にとって有力な選択肢の一つだと考えています。

本記事をご覧いただき、「SPYDに投資してみたい」と思った方は、まずは米国ETFを購入できる証券会社で口座を開設しましょう。
以下の記事では、私も実際に利用している証券会社を比較しながら紹介しているので、自分に合った口座選びの参考にしてください。









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