株式投資を始めると必ず耳にする、「PER」「PBR」「ROE」などの株の指標。
しかし…
と迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、株の指標の基本と見方を初心者向けにやさしく解説します。
さらに、実際の企業を例に「数値の読み取り方」や「初心者が優先して見るべき指標」も紹介。
- 株の指標とは何か、なぜ重要なのか
- 初心者が覚えるべき主要6つの指標(PER・PBR・ROE・EPS・配当利回り・配当性向)
- 指標を使った企業の見方(具体例あり)
- 初心者がまず注目すべき指標の優先順位
- 株の指標を効率よく確認できる方法
この記事を読めば、株の指標を使って投資判断できる力が身につきます。
目次
株の指標とは?なぜ重要なのか
株の指標とは、企業の価値や収益力を数値で表したものです。
指標を理解すれば「この株は割安か?」「将来性はあるのか?」を客観的に判断できます。
例えば、同じ1,000円の株でも、以下の企業同士では投資価値が大きく違います。
- 利益をしっかり出している企業
- 赤字が続いている企業
株の指標は、投資家が冷静に比較するための「ものさし」と言えます。
初心者が必ず知っておくべき株の基本指標【一覧】
株の分析に使う指標は数多くありますが、まずは以下の6つを覚えましょう。
指標 | 意味 | ポイント |
---|---|---|
PER(株価収益率) | 株価 ÷ 1株当たり利益 | 数値が低いほど「割安」とされる |
PBR(株価純資産倍率) | 株価 ÷ 1株あたり純資産 | 1倍以下なら「解散価値以下」 |
ROE(自己資本利益率) | 利益 ÷ 自己資本 | 数値が高いほど経営効率が良い |
EPS(1株当たり利益) | 利益 ÷ 発行株数 | 企業の「稼ぐ力」を表す |
配当利回り | 年間配当 ÷ 株価 | 高いほど収益性あり。ただし無理な配当は注意 |
配当性向 | 配当 ÷ 利益 | 50%を超えると減配リスクあり |
具体例で指標の見方を理解する
例として、仮に「トヨタ自動車(7203)」の指標を見てみます。
- PER:11倍
- PBR:1.2倍
- ROE:10%
- 配当利回り:2.5%
このように、複数の指標を組み合わせて総合的に判断します。
指標の落とし穴と注意点
株の指標は便利ですが、注意点もあります。
つまり、「PERが低いから買う!」ではなく、EPSやROEも確認することが大切です。
初心者におすすめの指標の優先順位
株を分析する際は、以下の順で見ると理解しやすいです。
- EPSとPER
→ 企業の稼ぐ力と割安度を把握 - ROEとPBR
→ 経営効率と資産価値を比較 - 配当利回り・配当性向
→ 長期保有の安定性を確認
最初からすべて覚える必要はなく、よく出てくる「PER」「PBR」から始めましょう。
株の指標を確認する方法
株の指標は、以下のサービスで簡単に確認できます。
👉 特に便利なのが 証券会社の口座アプリ です。
例えば、私もメインで利用している楽天証券アプリiSPEED なら、株の指標を一覧表示でき、初心者でもすぐに分析できます。
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まとめ
投資の第一歩は「数字を正しく読むこと」。
今日から株の指標を活用して、後悔しない投資判断をしていきましょう!
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