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そもそもiDeCoとは?
iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」です!そもそもそれが分からない!と突っ込みが入ることでしょう。
では説明しましょう!
一言でいうと、「老後資金を積極的に増やすという意識で積み立てる制度」になります。
まずは老後資金と聞かれて、皆さんはどんなお金を思い浮かべるでしょうか?真っ先に思い浮かぶのは「退職金」ですよね。
この退職金は、規定があれば定年まで働けばもらえるお金になります。つまり自動的に定年までじっと待っていれば自動的に入ってくるお金です。
でもこのお金って自分で増やしたりできないですよね。会社が規定に沿って、金額を決めて渡すお金になるからです。
しかし、自分で運用してお金を増やしていきたいと考える人もいるわけです。そのための制度として「iDeCo」の登場です!
iDeCoは自分で掛け金を出して、運用方法も決められます。そしてその成果である増えたお金ももちろん自分が受け取れます!つまり冒頭でお伝えした「積極的に増やすという意識」になってくるわけです。
老後資金を「待ちの資金」とするなら、iDeCoは「自ら勝ち取る資金」になります!
では次にiDeCoの具体的なメリットをお伝えします!
iDeCoのメリット3点
iDecoには大きく3つのメリットがあります。
ここを押さえておくと、まだiDecoを始めていない人は自分のいつも支払っている税金に対しても疑問をもつことができますし、何よりお得な情報を把握することができます!
まずは結論からお伝えします!iDeCoの最大のメリットは「節税効果」です!
モノを買えば「消費税」、給料が入れば「所得税、住民税」、所得が増えるごとに増えていく「累進課税」。実は私たちはめっちゃ税金を払っているのです。
今は消費税は10%。10年以上前は3%でした。今は気にならないようになりましたが、過去と比較すると「なんて高額の税金を払っているんだ」と嘆きたくなります…
さらにまた増税、また増税と、もうきりがありません。さらに物価も値上がりしていく始末。
こんな時代だからこそ覚えておきたいことは、いかに税金を支払わないようにするかです。
もちろん違法な脱税はいけません。きちんと法に則った節税を行いましょう!
実は節税につながる制度は色々あるのですが、めちゃくちゃわかりにくいです。また、わざと分からないように複雑にしています。
皆が節税できるようになったら、税金も搾取できませんもんね。なので、この節税対策に関しては、しっかり学んでおかなければこの先余分にお金を払い続けることになるのです。
そして、その節税効果を最大に発揮してくれるのが「iDeCo」です!なので節税メリットはフルに活用していきましょう!
本題に入りましょう。iDeCoには大きく3つの節税メリットがあります。
①拠出金が所得控除
まず拠出金というのは、自分が積み立てるために掛ける金額になります。ちなみに毎月5,000円という少額から金額を積み立てることができます。
ちなみに、所得控除とは所得(自分が会社からもらう給料など)から一定の金額を差し引くことができる制度です。
年末調整や確定申告の時に、この所得控除を申告し適用されることで、納める税金を減らすことができます。
そしてiDeCoでは、この所得控除をすることでどのくらい節税できるのでしょうか?計算式としては、次のようになります。
iDeCoの所得控除=月々の掛け金×12カ月です!
具体的にどのくらい節税効果があるのか見ていきましょう!iDeCoの所得控除がない場合と、ある場合の納税する額の差が節税額となります。
まずは自分の所得に対して課税される金額を求めましょう。例えば所得が5,000,000円だと適用税率は20%になります。※この適用税率は国税庁の「所得税の税率」を参考にしています。
iDeCoの掛金を月額10,000円×12カ月=年間120,000円
課税される所得金額は5,000,000円適用税率は先ほどの20%
節税額は「iDeCoの年間掛金×税率」なので、節税額:120,000×20%=24,000円
よって年間24,000円の所得税を節税できたことになります!
めっちゃ大きくないですか?
毎月課税されていく税金をこのiDeCoを利用すれば、こんなにも減らせるのです!
そして節税したお金は貯金などに回して、少しずつ貯めていきましょう。
②運用益が非課税になります
基本的に投資や資産運用で得られた利益からは20.315%差し引かれます。
例えば10万円の利益が出ると、100,000×20.315%=20,315円差し引かれてしまうのです。
何で10万円自分で利益出したのに、約2万円も持ってくんだよ!と怒りがこみ上げますよね。
「もらいすぎだろ!せめて500円くらいにしとけ!」とケチな私は思ってしまいます。
しかしiDeCoなどの非課税制度を利用していれば、この10万円を丸々受け取ることができます!
やったね!
なので非課税制度を利用しているのとしていないのとでは、ゆくゆく大きな差になって現れます。
ぜひ利用を検討したいところですね。
③受け取り時にも節税メリットあり!
iDeCoで積み立てたお金を受け取る方法には2パターンあります。
①一時金としてまとめて受け取る場合
②年金として分割して受け取る場合
ざっくりいうと、受け取る金額が1,500万円以下であれば税金はかかりません。つまり、非課税で受け取れるのです!
こんなに大きな金額が丸々懐に入ると思うとめっちゃ嬉しいですよね。受け取り時にも、こんなにサービスしてくれるiDeCoは最高です!
いい話ばっかりしていてちょっと怪しいなと思った方?
もちろんデメリットもあるのでご安心を。ご安心?残念?しかし、デメリットも把握したうえで自分にあっているかを判断できます!
iDeCoのデメリット3点
とりあえずデメリットは3つ!
①原則60歳までは引き出しができない
②利益というリターンもあるが、値下がり損のリスクもあり。
③加入先によっては手数料がかかる場合もある。
①原則60歳までは引き出しができない
まずこれは大原則として頭に入れておきたいですね。
60歳よりも早い時期には一切引き出せません。住宅購入とか子供のライフイベントなど、使う予定のある場合は「積み立てNISA」がおススメです。
②利益というリターンもあるが、値下がり損のリスクもあり
これは当然と言えば、当然ですね。リターンがあればリスクもある。
しかし、iDeCoでの運用は、株式投資などよりは圧倒的に低リスクです!投資を始められない人って、やっぱりリスクがあるから…と踏みとどまってしまう方が多いです。
しかし私はお金を運用せず、ずっと金庫に閉まっておくほうがよっぽどリスクがあると思います。だって勝手に増えることはないんだもん!
貯金と投資の差はここなんですよね。
「お金はそっと寝かして置いておくものだ!」。違います。それはお金の本当の価値を引き出せていません。
お金に働いてもらうのです。私たちが病気で寝ている時、体を壊して動けなくなった時どうすればいいのか?
そんな時こそ、お金の本当の価値が分かります!お金も自分で働きたい!と思っているはず。ずっと閉じ込めておくなんてかわいそうです。
ちょっと感情移入しすぎましたね。やばいやつ認定されてしまうところでした。
とりあえず、将来リターンを得たかったら、それなりのリスクも分かった上で投資しましょうということです。
③加入先によっては手数料がかかる場合もある。
これは、本当に加入先によって異なります。
ちなみに私も利用している楽天証券では、条件なしで誰でも無料です!運営管理手数料はかかりません。
最後に
これからiDeCoを利用する方は、このメリットとデメリットを参考に検討してください。そしてもし利用すると決まったら、3つの節税メリットをフル活用してください!
こんなにもお得な制度を利用しないなんてもったいないです。
iDeco以外にも、投資に関して踏み切れない人のために、その背中を押すための記事を当ブログでご紹介しています。
是非参考にしてください!
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