ドルコスト平均法は、価格の変動を気にせず、一定額を定期的に投資することでリスクを軽減し、時間をかけて利益を積み重ねる方法です。
この記事では、ドルコスト平均法の基本的な概念から、メリット・デメリット、実践方法を解説します。
目次
ドルコスト平均法とは?

投資は怖い…いつ買えばいいか分からない…
そんな悩みを持つ方にこそおすすめなのが、ドルコスト平均法です。
これは、毎月決まった日に同じ金額を投資する方法で、価格の高いときは少なく・安いときは多く買えるという特性があります。
特に、株価や投資信託の価格が上下する中で、リスクを抑えながら着実に資産を積み上げられる点が大きなメリットです。
ドルコスト平均法の仕組み【図解で解説】
例えば、以下のようなケースを考えてみましょう。
月 | 単価(円) | 投資額(円) | 購入数(口) |
---|---|---|---|
1月 | 100円 | 10,000円 | 100口 |
2月 | 50円 | 10,000円 | 200口 |
3月 | 200円 | 10,000円 | 50口 |
合計 | – | 30,000円 | 350口(平均単価:約85.7円) |
価格の上下がある中でも、結果的に安く買えていることがわかります。

これが、ドルコスト平均法の最大のメリットです!
ドルコスト平均法のメリット・デメリット
最大のメリットをお伝えしたところですが、メリットがあればデメリットもあります。
このメリット、デメリットを比較して、ドルコスト平均法が自分に合うかを確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | ・リスク分散ができる ・購入タイミングを考えなくてよい ・感情に左右されず投資を継続できる |
デメリット | ・急騰時の利益は限定的 ・右肩上がりの相場では一括投資の方が有利なこともある |
自分に合うか確認できたでしょうか?
まだ、ドルコスト平均法が合っているのか分からない方は、次の章をご覧ください。
ドルコスト平均法が向いている人・向いていない人まとめました。
向いている人・向いていない人
向いている人
向いていない人
ドルコスト平均法を実践する方法
ドルコスト平均法を実践するための3ステップを紹介します。
①投資金額を決める
②投資対象を選ぶ
③長期的に続ける
1.投資額を決める
まず最初に行うべきことは、「毎月投資する金額」を決定します。
自分の生活に無理のない範囲で決めることが重要です。
私の場合は、毎月会社からの給与が手取りで約20万円あり、そこから3万円を投資に回しています。
ボーナスが半年に1度あるので、その時はボーナスの約半分を投資に回すと決めています。

皆さんも、無理のない範囲で投資額を決めましょう。
ある月によっては出費が多いときもあると思うので、その場合は一時的に投資額を減らしたりと柔軟に対応しましょう。
投資金額と合わせて、「継続性」も重視しましょう!
投資対象を選ぶ
株式、ETF、投資信託など、自分の目的に合った資産を選びます。
特に、低コストのインデックスファンドやETFは、ドルコスト平均法と相性が良いです。
インデックスファンドとは、日経平均などの指数に連動した投資商品になります。
個別株式などに比べて、投資先が分散されている「指数」への投資なので、リスク軽減効果もあります。
どのインデックスファンドが低コストかどうかを判断する際には、信託報酬を確認しましょう。
①投資金額を決める
②投資対象を選ぶ
③長期的に続ける
信託報酬とは、投資した商品を運用・管理してもらうために支払う手数料です。
これは、商品を保有している間は支払う必要があります。
投資信託で私がおすすめするのは、「eMAXIS Slim(全世界型株式)」です。
eMAXIS Slimの最大のメリットは、運用コストが非常に低いことです。
信託報酬が業界で最も低水準に設定されており、投資家の利益を最大化しやすいです。
例えば、eMAXIS Slimシリーズの信託報酬は、0.1%以下のものが多く、長期的に投資を行う場合、コストが低いことが非常に大きな強みになります。
またETFについては、私のブログ記事でもおすすめを初心者向けに紹介しています。
米国株 高配当ETFおすすめ【2025年版】初心者向けの選び方と注目銘柄 | とむろぐ
こちらの記事も確認して、投資を検討してみてください。
長期的に続ける
ドルコスト平均法の効果を最大限に引き出すためには、長期間続けることが大切です。
先ほどもお伝えしましたが…
投資金額よりも、長期的に投資をしていく習慣を身に付けるための「継続性」を意識しましょう。
短期的な目先の利益だけでは、その場しのぎでしかありません。
長期的に行うからこそ、このドルコスト平均法の効果を最大限受け取れます。
「長期的な資産形成」を目指すのであれば、継続性は必須です。
ドルコスト平均法の運用|筆者の運用例
私の運用例としては、毎月3万円を投資に回してます。

ドルコスト平均法を実践し始めたのが、2021年の11月からなので、現在で約3年と8カ月ほど経過しています。
以下は私がメインで利用している楽天証券の毎月の投資額を確認すると...
・毎月3万円
・余裕のある時は5万円
・ボーナス時は20万円
これらを継続的に実行しています。
現在までの投資金額は合計で「228万円」でした。
現在は、値上がり益など含めて「約300万円」まで増加しました。
毎月投資した商品からの配当金や、ある程度値上がりして売却した売却益なども全て投資に回した結果になります。

なので、「約72万円」の収益が出ています。
年間で「約18万円」ほどですね。
私自身の投資してきた実感としては、
・特に労力をかけてていない
・ほとんど自動で増加しているような感覚がある
また、ドルコスト平均法は一度習慣化してしまえば、継続的に投資を行うことができるので、資産運用のハードルが一気に下がります。
ぜひ、私の運用例も参考にしながら無理のない範囲で、投資を継続しましょう!
どうやって始めればいいの?おすすめの証券口座3選
ドルコスト平均法を始めるには、毎月自動で積立設定ができる証券口座が必要です。
初心者でも扱いやすく、手数料が安い口座を3つ厳選しました。
証券会社 | 特徴 | 口座開設リンク |
---|---|---|
SBI証券 | つみたてNISA対応/圧倒的な取扱商品数/アプリも使いやすい | 公式サイトはこちら |
楽天証券 | 楽天ポイント投資OK/楽天カードでの積立でポイント還元 | 公式サイトはこちら |
松井証券 | シンプルな画面設計で初心者向け/1円から積立可能 | 公式サイトはこちら |
まとめ|ドルコスト平均法は初心者の強い味方
・毎月決まった額を積立することで、感情に左右されず投資できる
・長期で続けることで資産形成につながる
・まずは証券口座を開設して、小さく始めるのがおすすめ
\ 今すぐ積立投資を始めよう! /
👉 初心者におすすめの証券口座をチェックする
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