
マネックス証券は米国株に強いと聞くけれど、本当に評判はいいの?
SBI証券や楽天証券と比べて、わざわざマネックス証券を選ぶメリットはある?
と迷っていませんか。
米国株は証券会社によって、売買手数料だけでなく、為替コスト、取扱銘柄、取引時間、分析ツール、配当金の再投資方法などが異なります。
そのため、「手数料が安そう」「口コミが良さそう」という理由だけで決めてしまうと、口座開設後に「別の証券会社の方が自分には合っていた」と後悔する可能性があります。
この記事では、次のような悩みを解決します。
結論からいうと、マネックス証券は「米国個別株を自分で分析したい人」「受け取った配当金を同じ銘柄へ再投資したい人」にとって有力な証券会社です。
- 銘柄スカウター米国株
- 米国株積立
- 同一銘柄への配当金再投資
- プレ・マーケット
- アフター・マーケット
など、米国株を長期的に運用するためのサービスが充実しています。
2026年2月17日には米国株サービスが全面リニューアルされ、取引画面やスマホアプリ、資金管理も刷新されました。
一方、通常口座の米国株現物取引では原則として約定代金の0.495%(税込)の国内取引手数料がかかり、米ドルを日本円へ戻す際の為替手数料も1米ドルあたり25銭です。
私は元証券マンとして、証券会社選びでは「どこが一番人気か」よりも、自分が続けたい投資とサービスが合っているかを見ることが重要だと考えています。
そこで本記事では、良い評判だけを並べるのではなく、悪い口コミ・デメリット・手数料・SBI証券や楽天証券との違いまで確認し、マネックス証券を選んで後悔しないかを判断できるように解説します。
結論|マネックス証券の米国株がおすすめなのはこんな人
最初に結論をお伝えすると、
マネックス証券は「米国株を買うなら全員におすすめ」という証券会社ではありません。
一方で、
には魅力があります。
マネックス証券の米国株がおすすめな人
マネックス証券は、特に次のような人に向いています。
マネックス証券では、米国株の積立に加えて、指定した保有銘柄から配当金を受け取った際に、その配当金を使って同じ銘柄を自動買付するサービスを提供しています。
単に「米国株を買える証券会社」ではなく、銘柄を探す→分析する→買う→配当を受け取る→再投資するという長期投資の流れを作りたい人と相性がいい証券会社です。
マネックス証券をおすすめしない人
反対に、
は、SBI証券・楽天証券も比較してから決めた方がいいでしょう。
2026年8月10日時点では、SBI証券の米ドル/円リアルタイム為替取引は、日本円→米ドル・米ドル→日本円とも為替手数料0銭です。
楽天証券も米ドルのリアルタイム為替取引手数料を0銭としています。
ただし両社とも、提示される買値・売値には市場のスプレッドがあります。
また、米国株の取引時間は楽天証券が最大16時間、マネックス証券が最大14時間です。
SBI証券は2026年8月10日時点ではレギュラーマーケット中心ですが、2026年内に最大23時間取引へ拡大する予定を公表しています。
つまり、マネックス証券がすべての項目で一番というわけではありません。
元証券マンとしてのマネックス証券の評価
私が証券会社を見るときは、売買手数料だけでは判断しません。
長期投資では、数回の売買手数料以上に、
といった点も重要だからです。
特に高配当株では、配当利回りが高いからという理由だけで投資するのは危険です。
企業業績、配当推移、配当性向、増配余力まで確認し、「この会社は今後も配当を維持・成長できそうか」を判断する必要があります。
そのため、米国個別株を自分で調べながら長期保有したい人にとって、マネックス証券は有力候補だと考えています。
マネックス証券の米国株の評判・口コミを検証
この記事を読んでいる皆さんが一番知りたいのは、公式サイトのメリットではなく、実際の利用者からどのように評価されているかではないでしょうか。
ただし、口コミには個人の投資経験や好みも含まれます。
そこで本記事では、口コミだけで判断せず、現在の公式サービスと照らし合わせながら評価します。
マネックス証券の米国株に関する良い評判・口コミ
2026年7月27日に公開されたマネックス証券利用者106人へのアンケートでは、米国株の取扱いや銘柄スカウターなどの分析ツールを評価する声が確認できます。
なお、106人すべてが米国株利用者という意味ではなく、マネックス証券利用者全体を対象にした調査です。
特に米国株については、
といった評価があります。
こうした口コミは、現在のサービス内容とも大きく矛盾していません。
マネックス証券は銘柄分析機能、米国株積立、時間外取引、配当金再投資などを提供しており、米国株を継続的に運用するための機能がそろっています。
マネックス証券の米国株に関する悪い評判・口コミ
一方、同じ利用者調査では、サイト・ツールの使い勝手やサポートなどへの不満も確認できます。
マネックス証券は投資情報や分析ツールが充実している反面、
「とにかくシンプルな画面だけで売買したい」
という初心者にとっては、最初は情報量が多く感じられる可能性があります。
ただし、操作性について口コミを見る際は、投稿日を確認することが非常に重要です。
古い口コミには注意|2026年のリニューアル後も当てはまる?
マネックス証券は2026年2月17日に米国株取引サービスを全面リニューアルしました。
米国株取引画面、米国株専用スマホアプリ、マネックス証券アプリ内の米国株メニュー、資金管理などが刷新されています。
特に大きく変わったのが、資金管理です。
以前は証券総合取引口座から外国株取引口座へ資金を振り替える必要がありましたが、リニューアル後は証券総合取引口座に日本円を入金すれば、米国株の買付ができるようになりました。
そのため、過去の、
「米国株を買うまでの資金移動が面倒」
という口コミについては、2026年現在では改善されている部分があります。
「昔、使いにくいという口コミを見たからやめておこう」と判断するのではなく、2026年2月17日以降のサービス内容を基準に評価した方がよいでしょう。
評判・口コミから分かったマネックス証券の米国株のデメリット
マネックス証券には米国株向けの便利なサービスが多い一方、口座を開設する前に理解しておきたいデメリットもあります。
特に、「通常口座の売買手数料」と「為替コスト」は事前に確認しておきましょう。
通常の米国株取引には国内取引手数料がかかる
マネックス証券は「米国株取引手数料0米ドルから」と案内していますが、一般的な米国株取引がすべて無料という意味ではありません。
2026年8月10日時点の通常の米国株現物取引手数料は、約定代金の0.45%、税込0.495%です。
最低手数料は0米ドル、上限は税込22米ドルですが、最低手数料0米ドルになるのは約定代金1.1010米ドル以下です。
したがって、通常の米国個別株を購入する場合は、
基本的に「0.495%、最大22米ドル」
と考えておくと分かりやすいでしょう。
また、売却時には国内取引手数料とは別にSEC Feeが発生します。2026年4月6日現地約定分からは、約定代金1米ドルにつき0.0000206米ドル、最低0.01米ドルです。
米ドルを円に戻す際には為替コストがかかる
マネックス証券の米国株取引における為替手数料は、2026年8月10日時点で次のとおりです。
| 為替方向 | 為替手数料 |
|---|---|
|
日本円 → 米ドル 米国株を買うとき | 0銭 買付時 |
|
米ドル → 日本円 円に戻すとき | 25銭 1米ドルあたり |
※2026年8月10日時点。買付時0銭は定期的に見直されます。最新の手数料はマネックス証券公式サイトをご確認ください。
米国株を買うときは為替手数料0銭ですが、最終的に米ドルを日本円へ戻す場合は1米ドルあたり25銭かかります。
また、提示される米ドルの買いレートと売りレートには外国為替市場における業者間レートのスプレッドも含まれます。
一方、SBI証券・楽天証券では、所定の米ドル/円リアルタイム為替取引なら為替手数料0銭です。
為替コストだけを最優先するなら、マネックス証券が常に有利とはいえません。
情報量の多さを複雑に感じる可能性がある
マネックス証券には銘柄スカウターをはじめ、米国株を分析するための情報が充実しています。
これは企業分析をしたい人にはメリットですが、投資初心者の中には「最初はどこを見ればいいのか分からない」と感じる人もいるでしょう。
利用者アンケートでも、サイトやツールの使い勝手に対する不満が確認されています。
ただし、2026年2月に米国株取引画面やアプリが刷新されているため、古い口コミだけを根拠に「マネックス証券は使いにくい」と断定するのは適切ではありません。
マネックス証券で米国株を取引するメリット
ここまでデメリットを見てきましたが、それでもマネックス証券を米国株目的で検討する理由があります。
特に私が注目したいのは、「企業分析」と「長期投資」を組み合わせやすい点です。
米国株・ETFの取扱銘柄が豊富
マネックス証券は米国株の取扱いに力を入れており、個別株だけでなくADRやETFなども幅広く取り扱っています。
2026年では、米国株の現物取扱銘柄数は5,000超とされています。
AppleやMicrosoftなど有名大型株だけを買うのであれば、単純な銘柄数の多さをそこまで気にする必要はありません。
しかし、
という人にとっては、選択肢の多さはメリットになります。
銘柄スカウター米国株で企業分析しやすい
マネックス証券の米国株サービスで特に注目したいのが、銘柄スカウター米国株です。
銘柄スカウターでは、企業業績や配当などを確認しながら銘柄を比較・検索でき、米国株を分析する際に活用できます。
マネックス証券は、高配当株や増配株を探す方法として、配当利回りや長期業績などを使ったスクリーニングも紹介しています。
高配当株投資では、
「配当利回りが高い=優良株」ではありません。
株価が大きく下落しているために、見かけ上の配当利回りが高くなっているケースもあります。
そのため、
まで確認することが重要です。
銘柄スカウターで米国高配当株を見るならここを確認
たとえばコカ・コーラ(KO)のような米国配当株を分析するとき、

私は配当利回りだけで購入を決めません!
最初に、「売上高」と「利益」の推移を確認します。
企業が長期的に利益を生み出せていなければ、いくら現在の配当利回りが高くても、将来的に減配する可能性があるからです。
次に、「1株あたり配当金」の推移を確認します。
配当が継続しているか、増配を続けているかを確認したうえで、配当性向やキャッシュフローも見ます。
さらにPERなどから株価水準を確認し、

「良い会社か」だけでなく「今の価格で買う価値があるか」まで考えます。
このように、配当利回りだけではなく複数の情報を確認しながら投資判断できる点が、銘柄スカウターを活用するメリットです。
プレ・マーケット、アフター・マーケットに対応している
マネックス証券では通常の立会時間だけでなく、「プレ・マーケット」と「アフター・マーケット」でも米国株を取引できます。
サマータイムでは日本時間19時~翌9時、標準時間では20時~翌10時となり、最大14時間取引できます。
米国企業では通常取引終了後に決算を発表することもあるため、決算発表後の値動きに対応したい人には便利です。
ただし、時間外取引では指値注文のみ利用でき、成行・逆指値・トレールストップ注文には対応していません。
高配当株を長期間保有するだけなら必須の機能ではありませんが、「使いたいときに選択肢がある」という点はメリットです。
米国株積立・配当金再投資を活用できる
長期投資家にとって特に注目したいのが、「米国株積立」と「配当金再投資」です。
マネックス証券の配当金再投資サービスでは、指定した保有銘柄で配当金を受け取った場合、その金額を基準に同じ銘柄の買付注文を自動で作成できます。
NISA口座を指定することも可能です。
ただし、米国で一般的な「端数株までそのまま再投資するDRIP」とは仕組みが異なります。
配当金から計算した買付株数に端数が出た場合、通常は整数株で注文します。
オプションを有効にすると、預り金から不足額を充当して株数を切り上げて発注することもできます。
また、課税口座で買付注文が約定すれば通常の国内取引手数料がかかります。
NISAで対象の米国株を買付する場合は、国内取引手数料が無料です。
つまり、
「配当金が1ドル入れば、そのまま端数株として自動再投資される」というサービスではありません。
それでも、同じ高配当株を長期的に買い増したい人にとって、再投資を自動化できるメリットは大きいでしょう。
マネックス証券の米国株手数料は高い?実際のコストを確認

「0.495%」と言われても、実際にいくら負担するのか分かりにくいですよね。
そこで、「売買手数料」と「為替手数料」を分けて整理します。
米国株の売買手数料
2026年8月10日時点の通常の米国株現物取引手数料は次のとおりです。
| 項目 | 手数料 |
|---|---|
| 国内取引手数料 | 約定代金 × 0.495% (税込) |
| 最低手数料 | 0米ドル |
| 上限手数料 | 22米ドル (税込) |
| 0米ドルになる条件 | 約定代金1.1010米ドル以下 |
| 売却時 | 別途SEC Feeあり |
※2026年8月10日時点。売却時には国内取引手数料とは別にSEC Feeがかかります。手数料体系は変更される可能性があるため、取引前にマネックス証券公式サイトで最新情報をご確認ください。
一般的な米国個別株を購入する場合は、0.495%の国内取引手数料が基本です。
一方、上限は22米ドルなので、大きな金額を取引しても手数料が無制限に増えるわけではありません。
為替手数料
為替手数料は次のとおりです。
| 為替方向 | 為替手数料 | 主なタイミング |
|---|---|---|
| 日本円 → 米ドル | 0銭 1米ドルあたり |
米国株を 買うとき |
| 米ドル → 日本円 | 25銭 1米ドルあたり |
米ドルを 円に戻すとき |
※2026年8月10日時点。日本円→米ドルの為替手数料0銭は定期的に見直されます。実際に取引する際は、マネックス証券公式サイトで最新情報をご確認ください。
買付時0銭は魅力ですが、米ドルを円へ戻す場合には25銭かかります。
また、買付時0銭については定期的に見直されており、マネックス証券は次回の見直しを2026年9月予定と案内しています。
この記事を読む時期によって条件が変わっている可能性があるため、実際に取引する前には最新情報を確認してください。
10万円・50万円・100万円投資した場合の手数料
分かりやすいように、1米ドル=150円として国内取引手数料だけを試算します。
為替手数料や売却時のSEC Feeは含めていません。
| 投資金額 | 米ドル換算 | 手数料 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 約666.67米ドル | 約495円 約3.30米ドル | 0.495%で計算 |
| 50万円 | 約3,333.33米ドル | 約2,475円 約16.50米ドル | 0.495%で計算 |
| 100万円 | 約6,666.67米ドル | 約3,300円 上限22米ドル | 上限手数料が適用 |
※1米ドル=150円として試算。為替手数料および売却時のSEC Feeは含めていません。 実際の円換算額は為替レートによって変動します。 手数料は2026年8月10日時点の情報をもとにしています。
たとえば100万円分を1回で購入する場合、0.495%なら33米ドル相当になりますが、上限22米ドルが適用されるため、1米ドル=150円なら約3,300円が目安になります。
一方、10万円ずつ10回に分けて取引すると、それぞれに手数料がかかります。
長期投資では、投資タイミングを分散するメリットと売買コストのバランスも考えることが大切です。
NISAで米国株を買った場合の手数料
マネックス証券では、NISA口座における米国株の国内取引手数料が無料です。
通常口座では0.495%かかるため、NISAを活用して長期保有する米国株を買う人にとっては大きな違いです。
ただし、「NISAなら米国株にかかるすべてのコストが0円」という意味ではありません。
為替手数料や現地費用などは別途考える必要があります。
マネックス証券・SBI証券・楽天証券を米国株で比較
ここまでマネックス証券を見てきましたが、「結局、SBI証券や楽天証券と比べてどうなの?」と感じている人も多いでしょう。
そこで、米国株投資で重要な項目を3社で比較します。
米国株サービスの違いを一覧表で比較
2026年時点の主な違いを整理すると、次のとおりです。
| 比較項目 | マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|---|
|
通常の米国株 現物手数料 |
0.495% 上限22米ドル |
0.495% 上限22米ドル |
0.495% 上限22米ドル |
|
NISAの 米国株売買手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
|
米ドルリアルタイム 為替手数料 |
円→ドル 0銭
ドル→円 25銭 | 円⇔ドル 0銭※ | 円⇔ドル 0銭※ |
|
米国株の 取引時間 | 最大14時間 |
6時間30分 2026年内に最大23時間予定 |
最大16時間
現在3社で最長 |
|
同一銘柄への 配当金自動再投資 | ○ 対応 | × | × |
|
その他の 配当金自動運用 | ― | ― |
米ドルMMFへ 自動買付 |
|
米国株の 分析環境 |
銘柄スカウター 米国株 | 各種投資情報 | 各種投資情報 |
※2026年8月10日時点。通常の米国株取引手数料や最低手数料の適用条件など、細かな条件は証券会社ごとに異なります。
※SBI証券・楽天証券の為替手数料0銭は、所定の米ドル/円リアルタイム為替取引を利用した場合です。円貨決済や定時為替取引などは条件が異なる場合があります。
※SBI証券の最大23時間取引は2026年内の提供予定であり、2026年8月10日時点では未開始です。
通常の米国株現物手数料は3社とも0.495%、上限22米ドルです。
楽天証券では、2.22米ドル以下の約定で最低手数料が0円となります。
NISAでの米国株・海外ETFの売買手数料についても、3社とも無料化しています。
比較して分かったマネックス・SBI・楽天の選び方
3社を比較すると、すべての人にとって1社だけが圧倒的に優れているわけではありません。
企業分析と同一銘柄への配当金再投資を重視するなら、マネックス証券。
銘柄スカウターを使って企業を分析し、受け取った配当金を同じ銘柄へ再投資したい人との相性がいいです。
リアルタイム為替取引のコストを重視するなら、SBI証券も有力です。
所定の米ドル/円リアルタイム為替取引なら、日本円→米ドル・米ドル→日本円とも為替手数料0銭です。また、2026年内には最大23時間の米国株取引を提供する予定です。
現在の時間外取引の長さや楽天サービスとの相性を重視するなら、楽天証券も有力です。
2026年6月22日から米国株の取引時間は最大16時間に拡大され、米ドル/円リアルタイム為替取引の手数料も0銭です。
また、楽天証券では米国株の配当金を使って米ドルMMFを自動買付できます。ただし、配当を受け取った米国株そのものを自動的に買い増すサービスではありません。
SBI証券についても、外国株・海外ETFの配当金を同じ銘柄へ自動再投資するサービスは提供していません。
そのため、「配当金を同じ銘柄へ自動的に再投資したい」という目的では、マネックス証券に明確な特徴があります。
マネックス証券はNISA・米国高配当株投資にも向いている?
マネックス証券は、NISAを使って米国高配当株を長期保有したい人にも選択肢になります。
ただし、NISAを利用すれば税金やコストがすべてなくなるわけではありません。
NISAなら米国株の国内取引手数料が0円
マネックス証券では、NISA口座における米国株の国内取引手数料を無料としています。
通常口座で0.495%かかることを考えると、長期間保有する銘柄をNISAで購入したい人にはメリットがあります。
ただし、NISAの非課税投資枠には限りがあります。
「手数料無料だから買う」のではなく、「長期保有したい企業なのか」を基準に銘柄を選ぶことが大切です。
NISAでも米国株の配当が完全非課税になるわけではない
米国株をNISAで保有すると、日本国内ではNISAによる非課税メリットを受けられます。
しかし、一般的な米国株の配当は、米国で10%の源泉徴収を受けます。また、NISA取引は外国税額控除の対象外です。
つまり、「NISAなら米国株の配当を税金ゼロで100%受け取れる」わけではありません。
高配当株投資では、配当金が投資成果に占める割合も大きいため、この違いを理解したうえでNISAを活用しましょう。
高配当株投資家から見たマネックス証券の評価

私自身、米国高配当株やETFを長期保有し、配当金を受け取りながら資産形成を続けています。
その立場からマネックス証券を見ると、魅力を感じるのは、
「投資候補を分析する機能」と「配当金を再投資する仕組み」を組み合わせられることです。
- 銘柄スカウターで業績や配当推移を確認する。
- 投資する。
- 配当金を受け取る。
- 同じ銘柄を長期的に買い増したい場合は再投資する。
この流れを作りやすいのは、高配当株投資と相性がいいと考えています。
ただし、受け取った配当金をその都度もっと割安な別銘柄へ投資したい人なら、自動再投資を使わない選択肢もあります。
配当金再投資ができる=必ず使うべきではありません。
自分の投資方針に合わせて使い分けるのがおすすめです。
マネックス証券で米国株を始める前に知っておきたい注意点
ここまで読んで「自分にはマネックス証券が合いそう」と感じた人もいるでしょう。
最後に、実際に米国株を始める前に最低限知っておきたい点を確認します。
米国株取引には外国株取引口座も必要
マネックス証券で米国株を取引するには、「証券総合取引口座」と「外国株取引口座」の2つが必要です。どちらも口座開設・維持費は無料です。
ただし、2026年2月のリニューアルによって、以前のように事前に証券総合取引口座から外国株取引口座へ資金を振り替えなくても、証券総合取引口座に日本円を入金すれば米国株を買えるようになっています。
そのため、「外国株口座が必要=米国株を買うたびに資金移動が面倒」というわけではありません。
米国株には為替変動リスクがある
米国株は米ドル建てで取引されるため、株価だけでなくドル/円の為替変動によっても円換算した損益が変わります。
たとえば株価が上昇していても、購入時より大幅に円高になれば、円換算した利益が小さくなる可能性があります。
反対に円安になれば、円換算した資産額が増えるケースもあります。
これはマネックス証券固有のデメリットではなく、米国株投資そのものにあるリスクです。
長期投資では短期的な為替を予想するよりも、投資するタイミングを分散しながら買っていく方が現実的だと私は考えています。
マネックス証券の米国株に関するよくある質問
最後に、「マネックス証券で米国株を始める前に疑問になりやすいポイント」をまとめます。
Q1.マネックス証券の米国株は初心者でも利用できますか?

A.利用できます。
2026年2月17日のリニューアルでは、取引画面やスマホアプリ、資金管理などが刷新されました。
ただし分析機能や情報量も多いため、最初からすべて使いこなす必要はありません。
まずは「銘柄検索→注文→残高確認」から慣れていけば十分です。
Q2.米国株を取引するには外国株取引口座が必要ですか?

A.必要です。
マネックス証券では、「証券総合取引口座」と「外国株取引口座」の2つを開設すると米国株を利用できます。
ただし、2026年のリニューアルにより事前の資金振替の手間は軽減されています。
Q3.マネックス証券の米国株はスマホでも取引できますか?

A.できます。
2026年のリニューアルでは米国株専用スマホアプリも大幅に刷新され、現物取引や株式積立などをアプリ内で行えるようになっています。
パソコンを日常的に使わない人でも米国株を取引できる環境が整っています。
Q4.マネックス証券のNISAで米国株を買えますか?

A.買えます。
NISAで対象となる米国株を購入でき、国内取引手数料は無料です。
ただし、為替手数料や現地費用、米国での配当課税などまで全部無料になるわけではありません。
Q5.マネックス証券・SBI証券・楽天証券ならどこがおすすめですか?

A.何を重視するかで変わります。
証券会社の知名度ではなく、自分が実際に利用するサービスを基準に選ぶことをおすすめします。
まとめ|マネックス証券は米国株をじっくり選びたい人の有力候補
マネックス証券の米国株について、
- 評判・口コミ
- メリット・デメリット
- 手数料
- SBI証券・楽天証券との違い
まで確認してきました。
結論として、マネックス証券は「米国株なら誰にでも一番おすすめ」という証券会社ではありません。
2026年時点では、所定のリアルタイム為替取引ならSBI証券・楽天証券は米ドル/円の為替手数料が0銭です。
また、現在の米国株取引時間は楽天証券の最大16時間がマネックス証券の最大14時間を上回っています。
一方で、
という人には、マネックス証券ならではのメリットがあります。
特に、銘柄スカウター米国株と同一銘柄への配当金再投資を組み合わせられる点は、長期の米国株・高配当株投資と相性の良い特徴です。
元証券マンとして私が証券会社選びで大切だと考えているのは、
「手数料が少し安いか」だけではなく、「自分が続けたい投資を、その証券会社で無理なく続けられるか」ということです。
悪い評判やデメリット、SBI証券・楽天証券との違いまで理解したうえで、「米国株を自分で分析しながら長期投資したい」と思うなら、マネックス証券は口座開設を検討する価値のある証券会社です。

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